名前だけではもったいない!名刺交換の機会を最大限に活かすポイント
社会人になると多くの人が経験する名刺交換。基本的には相手と初対面の時に行うものなので、相手も比較的誠実にこちらの声に耳を傾けてくれる時だ。にもかかわらず、名刺を渡す際に伝えることは社名・肩書き・名前のみであることがほとんど。口にするのは名刺を見ればわかることだけ、というのはとてももったいない。
名刺交換の機会を活かすことができれば、業績も上がる可能性があるし、人脈も広がるはず。というわけで、今日はここで名刺交換の機会を最大限に活かすポイントをお伝えしよう。他の人と差をつけるのは、ほんのひと工夫だ!
スムーズな名刺交換のために
まず準備として、名刺入れは上着のポケットやバッグの決まった部分など、すぐに出せる場所に入れておくこと。最初にモタついてしまうと印象も良くないので気を付けよう。また今までに頂いた名刺を入れすぎて、名刺入れが不格好に膨らんではいないかもチェック。その際には必ず、自分の名刺の残りの枚数を数えて把握しておこう。
万が一名刺がなかったら
名刺の枚数などを気にかけていても、うっかり切らしてしまったり忘れてしまったり、ということは多くの人が経験することだろう。もし名刺を忘れた場合は嘘でも「あいにく名刺を切らしておりまして・・・」と回避するのがベター。
万が一名刺を忘れたり切らしたりして相手に名刺を渡せなかった場合には、逆にそれを活かし、お詫びの手紙を添えて相手に名刺を郵送しよう。
決めゼリフを考える
名刺交換はほんの数十秒。そこで差をつけるには、その数十秒にどんな情報をねじこむかということだ。自分の得意分野は何か、趣味は何か、特徴は何かなどを含め自分を売り込む簡単な自己PRを何パターンか持っておこう。
相手の性別や年齢、雰囲気によって使い分け、相手がその情報に少しでも反応したら心の中でガッツポーズを。しかし先輩や上司のアシスタント的な役割での名刺交換の場合は、出過ぎたことは控えておいた方がいいだろう。
自営業の人は
自分で起業している自営業の人は、メールアドレスに独自ドメインを使った方がいい。プロバイダやフリーのメールアドレスは会社としての信用性に欠けるので避けよう。独自ドメインは安く簡単に手に入るので、まだ作っていない人は今すぐにでも!
名刺交換のアフターケア
名刺交換をして、それで挨拶が終わったと満足してはいけない!できれば当日か遅くとも2、3日中には、相手の会社のメールアドレスがあればメールをする。ここまでできて一安心だ。
メールであれば自分も文章を組み立てながら読み返すこともできるし、相手の都合がいい時に読んでもらえるので、名刺交換をした時の実際の印象や相手の雰囲気を踏まえた上で、何かもう少しアピールできることがあればメールで伝えておこう。
しかしどれだけ仲良くなっていたとしても、ここはビジネスの上でのことだということを忘れず、ある程度の礼儀を忘れず相手のプライバシーに土足で入り込むことだけはしないように。これで次に活かせるかどうか、あなたも次の名刺交換の機会を楽しみに待ちましょう!