苦手な上司を克服し仲良くなる方法!ランチョンテクニックのススメ
ビジネスマンというのは、会社の中で上司から指示された仕事をこなしていくのがライフワークとなっていますよね。上司との距離がなかなか縮まらずに悩んでいる若いビジネスマンがとても多いそうです。
一昔前までは、上司といえば世間でいうところの、いわゆる「おじさん」で、良かれ悪しかれお節介焼きなのがスタンダードスタイル。家に帰れば普通に「お父さん」と呼ばれるような人がほとんどでしたから、怖いし鬱陶しいけど、とっつきやすいという両面があったのも事実でした。
しかし、最近では社会構造も変化して、いわゆる「典型的な上司像」というものが存在しなくなっているのが現状で、様々な上司が存在する中、上司のタイプに応じて自分をアジャストしていかなければならなず、昔は無かった苦労をせねばなりません。
そんな苦手な上司を克服し、仲良くなっていくには、ランチョンテクニックを使う事が、最高に効率が良くて効果的な方法と言えます。
今回はそのランチョンテクニックというものをご紹介していきたいと思います。
ランチョンテクニックとは?
まだまだ距離のある相手との距離を縮めるのに、食事の場を使用するというのが効果的、というのよく知られた事ではありますが、それを一歩進めて、効率とコストパフォーマンスを優先させたものがランチョンテクニックです。
政治家が何か立ち入った相談をする時には「料亭」が使われますし、皆さんだってお客さんを接待する時には必ず居酒屋や日本料理屋といった食事ができる場所をその場に使用しますよね?
なぜそうするか?と聞かれると、「その方が話がはずむから当然」とお答えになるかもしれませんが、一歩進んだMENZINE読者の皆様には、その心理的な理由までをも知っておいて頂きたいというのが私の願いでもあります。
楽しい食事を介せば人はその時の記憶を「良い記憶」としてインプットし、脳内の「良い記憶の引き出し」に本能的にしまいこむようになります。
また、同質効果と言って人間は自分と同じ行動を取るものに対して、本能的に好意を抱くという特性がありますから、「食事」という同質動作を共にするという行動は、それだけで人と人との距離を縮める作用があります。
これらの理由をご一読頂ければ、接待の場に食事を介させるもっと深い、本当の効果をご理解頂けるのではないかと思います。
上司とはランチョンミーティングで
「上司とは時々飲みに行ってコミュニケーションを取るようにしているけど」と言われるかもしれませんが、夜の酒席というのは、上司もリラックス「し過ぎ」のモードに入ってしまっていますし、そもそもが就業時間内の「公人」としての顔は無くなってしまっています。
「だからこそ、普段着のままでお互いがコミュニケーションできるのでは?」と思うかもしれませんが、「普段着の中で構築された人間関係は、普段着の中でしか機能をしない」というのが正しい理解の仕方で、その辺は取り違いをされないようにした方が良いでしょう。
だからこそ、就業時間内のランチョンテクニックというものが非常に重要になってくるのです。
ランチョンならお互いが公人
ランチを一緒に取りながらです、相互にある程度はリラックスができていますから、少々の緊張感は保ちながらも、お互いが公人としてコミュニケートできます。
一見なんの変哲もないような事に思われるかもしれませんが、お酒の席でしか基本的に円滑なコミュニケーションが図れない日本人にとって、ランチの間の「酒抜き」で構築した人間関係は、酒有りで構築した人間関係よりも深いものなっていく傾向があります。
また、ランチであれば上司のサイフもあまり痛まないので、気軽にランチョンミーティングに連れていってもらえますし、そうなれば必然的に短時間ながらも回数を多くする事ができます。
「飲み会」では、「サシ」となれば上司も誘いづらいですし、部下のあなただって上司に「何事かあったか?」なんて思われかねませんから、声は掛けづらいものです。
「課長、今夜飲みに連れて行って頂けないでしょうか?」はちょっと重いので、年に数回しか使えませんが、「課長、昼飯、どっかうまいとこ教えて頂けませんか?」というならば、頻繁に使う事ができますよね?
早速目の前の「距離のある苦手な上司」に、このランチョンテクニックを使用してみてはいかがでしょうか?