演出は舞台だけではなく一般の仕事でも必要って本当?
演出は下手な小細工ではなく、ちゃんとした細工にしましょう
演出というと、舞台や映画の世界の話のほうに目がいきそうになりますが、仕事でも演出しだいで結果や評価が大きく変わる場合もあります。
下手な小細工はしないほうがいいんじゃないの?と思う人もいるでしょうが、下手ではない細工というものならしたほうがよい場合が多々あります。
仕事でも、この細工が上手いという人がいますが、これは演出といってもよいでしょう。
納期に間に合わないかもしれないと言いながら、実は余裕たっぷりで頑張り屋の評価を得ているという人や、思いもよらない道具や資料を持っていながらそれを黙っていて、ここぞという時に出して周りを驚かせたりする人とか。
演出の上手い人を見つけたら?
このような演出が上手い人というのは、自分や自分以外の物の価値を上げて見せるのが上手い人ともいえます。
どうせなら、マネをしてご相伴に預かったほうが得をするというものです。演出が上手いな~という人が周りにいたら、感心だけに終わらずに自分にも取り入れてみましょう。
自分にはとても無理だと思う人がいるかもしれませんが、演出には小さなものから大きなものまでありますので、まずは小さな演出から覚えていくようにすればよいでしょう。
基本は、いい意味で相手を驚かすということがポイントですが、ここで失敗のパターンも覚えておきましょう。
失敗のパターンを学ぶのも大事です
相手を驚かそうとするあまりに、じらし過ぎて怒らせてしまうというケースがあります。
これは、間の読み違いともいいましょうか、「あるのならもっと早く出せよ!」と言われるパターンだと言えばわかりやすいかもしれません。
演出にはこういった時間の読みというものも必要になってきますので、小さな演出から始めようとしている人であっても、この点には十分に注意をするようにしましょう。
しかし、こういった時間の読みは慣れというものもありますので、数をこなせば上達する場合が殆どです。
次に、よく失敗する演出のパターンとして、実は演出がバレバレだったというものです。サプライズのプレゼントをする人で、このパターンに泣いた人も少なくはないかと思います。
知っているにも関わらず、相手は知らない振りをして驚いた振りまでして、自分だけが満足顔で悦に浸る。しかし、それを後で聞いて赤面のしっ放しとか・・・
まず、基本ですが演出というのはバレたらその威をまったく失うといっても過言ではありません。
防御に転じた雲のジュウザの我流の拳のようなものです。なので、バレたらもうその演出は使っても意味が無いと思うようにしましょう。
最後に注意点もあります
最後に、演出を使う際の注意点ですが、演出が上手くいって評価が上がったとしても喜んでばかりはいられません。
評価が上がったという事は、あなたへの期待もそれまでよりも高くなったという事になりますから、これまで以上のものを要求されるという結果にもなりかねないからです。
しかし、それも自分へのいい発奮剤になると思って頑張れば、未来から思わぬプレゼントがあるかもしれませんよ。