人を成長させるにはコツがある!欠点を見ずに長所を見ましょう
人を成長させるにはコツがあります。欠点を指摘して直そうとすると、マイナス感情によって成長が遅くなります。長所を褒めて伸ばすと、プラス感情も働いて成長しやすくなります。
欠点を指摘すると成長が遅い
人は欠点を指摘して指導すると、成長が遅くなります。欠点を指摘された人にマイナスの感情が働くからです。
実は成長と感情は密接に関わっています。感情とイメージが臨場感を作りますので、マイナス感情とマイナスイメージがくっつくと、かえってマイナスの出来事を引き起こしやすくなるのです。
例えば階段を降りている人に、「階段が急だから、転ばない様に気をつけて!」というと、転ぶ確率が上がります。転んだ所をイメージしてしまうからです。
スキーをしていて、木にぶつからない様にと思ってその木を見ると、逆にその木の方向に進んでしまいます。
バイクの走行でも、自分が見た方向に進んでしまいます。
この様に、実現したいことだろうが、実現したくないことだろうが、イメージをした方に、人は惹きつけられていくようになっています。
もしも、階段で転ばないように注意をしたい場合は、「ちゃんと降りれる様に、ゆっくりと気をつけて降りなさい!」と言わなければなりません。
もちろん、指摘をする事が悪いという事でもありません。実際指摘をされる事によって、悔しくて成長する人もいれば、恐怖感を持って、それをモチベーションにする人もいます。
しかし、褒めて伸ばす方が成長速度は早いのです。
人は褒めて伸ばそう
人を成長させるコツは、褒めて伸ばす事です。褒める効果は二つあります。
一つは、人は褒められると、気を良くして更に前向きに取り組みます。プラス感情になって、発想もプラス発想になるからです。この効果で、どんどん伸びていくでしょう。
これは心理学でも、人は期待をかけられたり、褒められると伸びやすいという特性があるのです。
もう一つは、褒められた事で、自分にプラスのイメージが働きます。それが成功体験として自信に繋がり、次の行動を起こしやすくなるのです。
自信を持って行動をすると、そこでもプラスイメージでシミュレーションが出来ますから、更によい結果が生まれる確率が上がります。そして、更にそこで成功する事によって、成功体験が増えるという訳です。
この様に、人は指摘されて伸びるというよりも、褒めて伸びる生き物です。
是非、人を褒めるという習慣を付けて、周りの人と一緒に成長をしていきましょう。