会社で部下がミスをした!?ここはうまい叱り方で好感度をアップ!
部下や新入社員の後輩が仕事でミスをしたとき、適切な叱り方をしているでしょうか。怒りにまかせて恫喝したりすると信頼関係の構築が難しくなります。それだと好感度が上がるはずはないし、その後の業務に支障が出てしまうのは明白です。
部下がミスをしなければそれにこしたことはありませんが、そんなこと有り得ないことはご存知の通りです。しかもミスを無視するわけにもいかない。そこで、好感度が上がるようなうまい叱り方についてご紹介しましょう。
まずは自分が冷静になって
部下がミスをすると、なぜあなたが怒るのでしょうか。ここで「怒る」というのは感情のことで、「叱る」という行為のことではありません。腹が立っているという状態のことです。あなたに直接関わることでなければ、別にあなた個人が怒る必要は無いはずです。
まずは冷静になりましょう。冷静にならないと適切な判断ができなくなるのは当然です。作為的に部下を導くことができなくなってしまいます。
ちなみに、恫喝するのは自分が相手より有利に立ちたいという欲求からです。動物でよく見かける行動ですよね。個人の感情は会社の場では避けたいところです。
できるだけ相手に喋らせる
これが一番のポイントになるかと思いますが、あなたが状況を説明するというより相手の考えていることを喋らせるようにしむけましょう。
会社でミスを叱るのは、子どものいたずらに「それがなぜ悪いことなのか」を説教する状況とは違うはずです。少し現状を説明すれば、相手は自分がしでかしたことを認識するはずなのです。
ミスの原因が何だったのか、それによってどういう問題が生じているのかの状況分析をさせるのです。その場ではなかなか難しいこともあるかもしれませんが、言葉に詰まったりしたときにあなたが少しずつヒントを与えていくようにしましょう。
自分がフォローすることを明言する
その後は現状の問題の収拾とミスの防止策を考えさせることが必要です。その前提として<「私がフォローするからしっかりやれ」というように、あなたが直接フォローすることを明言しましょう。
部下はミスをして自信を失っている状態です。次の仕事には明らかにその影響がでるのですが、その次の仕事とはミスの収拾です。心情的にはやりたくないでしょう。
しかし、ここで自分で解決しておかないと今後の彼・彼女の仕事に影響してきます。させないわけにはいかないのです。
そこで自信をもたせる担保として、上司や先輩であるあなたのフォローをつけるのです。叱る側の責任でもあります。実際にアドバイスしながら問題を解決していきましょう。
うまい叱り方はモテ度がアップする!?
これまで述べた点を注意しながら相手を叱ると、叱られた本人よりも、周囲でその様子を見ている他の社員が「ああ、これはうまい叱り方だな」と感じるものです。叱られた本人は自分のミスを取り戻すことに必死ですが、ギャラリーは客観視できるのですね。
この周りの評価があなたの好感度アップにつながります。部下や後輩を人として扱っている、ちゃんとその人のことを思っているということは、あなたの人間性を高めて見えるのです。特に女性社員はその辺りは敏感に感じています。
組織運営のためにも自分ためにも、しっかりとした叱り方を心がけるようにしましょう。