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記憶力を高め、認知症を防ぐ究極の丼、それは親子丼?!

鶏肉と卵を摂取することで、脳の老化を防げるって知っていましたか?今回はコリンを多く含む食品を食べることで認知症や記憶力低下を防ごう!というお話です。

年齢を重ねると記憶力が低下する

年をとっても、不思議と若い人っていますよね。年齢は誰しも増えますが老化現象には個人差があることが知られています。老化スピードは人それぞれ違うのです。なぜでしょうか?

それは、日常的な生活習慣や、食生活が違っているからです。そこで、老化スピードを遅くするための栄養素や食事を考慮することが必要です。今回は記憶力や脳の老化を防ぐ栄養素についてお伝えしましょう。

ある大学の研究結果

アメリカのボストン大学の研究者が、1400人を対象にした食生活と記憶力についてのアンケートと調査を行ったそうです。すると、ひとつの栄養成分の摂取量が高い人々のみ脳の老化現象のスピードがそうでない人に比べて遅いということが明らかになりました。その栄養素とは、鶏肉・卵に多く含まれている「コリン」という成分です。

鶏肉、鶏卵、マメ科の植物、またあるいは海水魚には””ビタミンB複合体””の「コリン」という栄養素が含まれています。ボストン大学では、コリンを十分に摂取している人が記憶力が良く痴呆になりにくい傾向があることをつきとめました。

ボストン大学の調査では36歳~83歳までの1400人の被験者を対象に行われ、4年間の食生活に関するデータや、長期間にわたる記憶力や思考力のテスト、またMRIでの脳撮影などを実施。栄養摂取と脳の作用の関係を厳密に調査しました。

栄養素コリンの秘密

栄養素「コリン」の摂取量が多い人は、少ない人に比べて記憶能力が勝っており、教育の分野でも差が明確にあらわれたそうです。

なぜこのコリンの摂取が重要なのでしょうか?それは、この栄養素が神経物質アセチルコリンの前駆体であるからなのです。このアセチルコリンは記憶と他の認識能力を左右する物質で、コリンの摂取量が不足していれば、アセチルコリンも不足してしまうのです。そしてこの物質の分泌が低いと、アルツハイマー病になる可能性がぐんと高くなります。

コリンは体内でビタミンと似たような働きをします。アセチルコリンは血管を拡張させ血圧を下げてくれます。何よりも脳神経細胞の記憶形成を助ける作用は、現在非常に注目されているのです。

コリンは黄卵や鶏肉などに多く含まれる!

コリンは残念ながら体内ではほとんど作られず、効率よくコリンを食品から摂取するしかありません。効率よく摂取できるのは卵の黄身。コレステロールに気をつけながら、積極的に摂取してみてはいかがでしょうか?

オススメは、卵、鶏肉、豆を使った親子丼。豆は副菜として添えればOK。これでコリンを多く含んだ脳の老化防止ご飯の出来上がりとなります。

他のコリンが含まれる食材

コリンを含む食品は他にもあります。豚や牛のレバー、豆腐や湯葉など大豆製品。キャベツ、カリフラワー等。玄米やさつまいもなどにも含まれるので豆ご飯などもオススメです。

もしもコレステロールが気になるなら、豆腐など大豆製品から摂取するように心がけるとOK。水溶性なので摂りすぎの心配はありません。ビタミンB12と併せて摂取すると、アセチルコリンの量を増やすことができ、さらに効果的です。

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