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行動できない時にしてみよう。自分でできる三つのチェック

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活動的で何にでも取り組むのが早い人がいる。逆に、消極的で新しく何かをしようと思っても躊躇してしまう人もいる。私的な見解だが、関東の人より関西の人の方がアクティブに動く人が多い。

悪く言えば、関西の人は厚かましい。関東の人は消極的だが、洗練された態度を取っている。個人差があり、人それぞれなのだろうが、概して当てはまるようだ。
大阪を中心に商人の町として栄えた関西と、旗本のいる江戸で政治を中心に栄えてきた関東の差なのかもしれない。

新人の頃、研修で三分間スピーチを何度もさせられたが、真っ先に檀上に立とうとしていたのが関西勢だった。さらに彼らは予定の三分をオーバーしがちだった。関東勢は冷静だが、スピーチは淡白で三分という時間を持て余しがちだった。スピーチだけでなく行動の点でも同じことだ。サラリーマン時代に、そんな関東勢の友人から、すぐに行動できるようにするためのアドバイスを求められた。その時、アドバイスしたのは次の三つだ。その後、アドバイスされた彼も週間単位で営業殊勲賞、婚約と立て続けに成果を出していた。

1つ目のチェック:スマートさを求めていないか

最初にチェックしたいことは、正しさや行動の美しさを考えていないか、という点だ。意外かもしれないが、失敗を恐れるな、ではない。誰だって失敗は恐れる。恐れるなと言われれば、逆にそれよりも行動の疎外になっている点を考えよう。より良い行動をしたい、上手く行動したい、と誰もが思うだろう。躊躇する一番の理由が、明日はより良いアイデアが思い浮かぶかもしれない、という考えだ。もっとスマートに行動したい、という思いは理解できるが、結局明日も同じ考えで、遅れた行動の方が無様になる。誠実に一生懸命に行動すれば、一見不器用に見えても良い印象になる。

2つ目のチェック:捕れない珠は追わないに、なっていないか

要は、諦めて言いないか、とうことだ。失敗を恐れるな、と言われると恫喝されているようで委縮しがちだが、諦めない心は必要不可欠だ。ただ恫喝するようなアドバイスはしない方が良い。そこでアドバイスは具体的な話にした。野球をしていて捕れそうにない球を追いかけられるか、というたとえ話だ。諦めまいとする心はモチベーションで支えられている。モチベーションを維持するには最後まで球を追いかける心が大切だからだ。

3つ目のチェック:平穏に甘んじていないか

今行動しなくても何も変わらない、と平穏に甘んじていないだろうか。例えば、新規取引先獲得のため目の前の会社を訪問しようと思ったとする。訪問しなくても明日以降の仕事には変わらない。今度時間がある時にしようと素通りしがちだ。給料が必ず増える訳でもない。しかし平穏に甘んじる心は行動を起こす障害になっている。行動を起こそうと思うなら、変わりない明日より夢ある明日を考えねばならないのだ。
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