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事件や孤独死などで発見された遺体って、どうなるか、ご存知ですか?

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2014.05.12

新聞やテレビで、毎日のように不審死の報道がされます。そうして発見された遺体がどうなるのか、気になったことはありませんか?そこには知られていない世界があるのです。

不審死とは何?

病院で看取られて亡くなるなど、医師によって原因が明らかにされていないものが不審死となります。事故、自殺、犯罪、病院以外での病死、最近では自宅での熱中症も多くでたようです。

なお、自宅での転倒事故、風呂の溺死、病死も含め医師が看取ってないため不審死となります。変死という言葉もありますが、こちらは自然死であるとは判断されず、また犯罪によるものか不明の場合、つまり犯罪によるものかもしれないとした段階で変死となります。

さて、あるアパートの一室で、中年の男性が倒れているのが発見されたとします。通報を受けて、すぐに警察、鑑識がきて状況の調査と記録がされます。

その後、遺体はほとんどの場合、所轄の警察署の霊安室に運ばれることになります。この段階で身元が判明した場合は、遺族にも警察署に来てもらうことになります。

あまり知られていないのですが、ほとんどの警察署には霊安室があるのです、搬送車からすぐに搬入搬出ができるよう駐車場に面していて、場所によっては駐車場のわきに倉庫のような別棟の建物になっていたり、地下の駐車場の突当りなどにあるようです。

そして警察車両として遺体の搬送車というのがあるのです、ほとんどの場合白いワンボックスで天井に大きな換気ファンがついているので、それと分かります。

検視官と監察医

さて、霊安室に安置された遺体はすぐに警察官が指紋を採ったり、特徴の記録がなされ、検視官の検視を受けることになります。

よく誤解をされているのが、検視官は医師ではありません、法医学の知識を持った司法警察員なのです、遺体の見分を行い、犯罪性があるかどうかを判断しますが、医師ではないので原因や傷を見るため解剖したりはしません。

その後、監察医の出番となります。監察医は都道府県知事が任命する法医学に詳しい医師で、死体の様子を見ることを検案と呼び、なぜ死亡したかという死体検案書を作成します。

このときに、検案によっても原因がわからない場合は遺族の同意を得た承諾解剖か、行政解剖を行って死因を究明することになります。

また、犯罪性がある場合は、刑事訴訟法に基づいて、司法解剖をすることになります。いずれの場合も、解剖の時は都の場合は監察医務院、地方は協力関係のある大学病院などに遺体を運び、解剖することになります。

そして解剖が終わって、検案書の作成がなされた段階で、遺体は遺族に引き渡されることになります。なお、警察の霊安室から遺族に戻すのは、葬儀の業者の車、監察医務院から遺族へは監察医務院の搬送車になることが多いようです。

実際には、この間に地方行政の細かい規定があって、ステップが違うこともあるようですが、こうした作業は迅速に行われ、おおむね当日から2日で遺族に戻されるようです。病院以外で亡くなると、警察、検視官、監察医、と多くの人が係ることになるのですね。

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