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男性から完全なる女性へ~手術だけに終わらない性転換手術の全貌とは

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2013.12.21

日本が誇る!?ゲイ・カルチャー

あなたの周りにも、ひとりはいませんか?自分の性を超越してしまっている知り合いが。男性なのに、どう見ても女性のようなしぐさ、高い声、骨格からちょっと違うような気がする人が。

メディアでも、日本は進んでいるほうだとよく言われます。テレビでいわゆる「オカマ」と呼ばれるタレントを見ない日はありません。佐藤かよさんのように、モデル仲間からでもずっと長いこと男性だと見抜かれなかった人もいます。

一方で、マツコ・デラックスのような「女装家」と呼ばれるタレントもいます。はるな愛さんなど、世界のニューハーフ大会で一位を取り、日本より世界各国で注目をより浴びています。

オカマ、ゲイ、ニューハーフ…その呼び名の違い

よく一緒くたにしがちですが、その呼び名でまったく違うカルチャーがあるようです。

「オカマ」

これは、身体は男性のままで、なんなら外見も男性のまま(しかも男らしい)なのに、しゃべり方やしぐさが女性、というときに呼ばれます。

すし屋の板前のような勇ましい外見で、ちょっと意地悪な口調できれいな女性言葉をしゃべるパターンです。また、身体は男性ですが服や髪型、化粧を女性のものにしている人もこう呼ばれることが多いです。(女装家とも呼ばれます)

「ゲイ」

これは外見、内面ともにしっかり男性なのですが、恋愛対象が男性という場合です。ひと昔前は全部ひっくるめて「ホモ」と呼ばれましたが、これは蔑称だということでいつの間にかゲイと呼ばれるようになりました。正確には「ゲイ」という言葉にはレズビアンも含まれるのですが、一般的には一緒には使われないようです。

「ニューハーフ」

これは完全に「手術」を施し、男性が女性の姿になるということです。男性器を女性器に変え、どこから見ても女性として生きるという人をこう呼びます。日本でのこの先駆者はカルーセル麻紀さんで、刑務所に収監されたときに戸籍は男性なので男性刑務所に入ったものの、身体もすべて女性なので、本人も周りも非常に戸惑ったとか。

ニューハーフの中には性同一性障害の人も多く含まれますが、そうではない人もたくさんいます。

まだまだ細かく分類するときりがないのですが、以下ではこの「ニューハーフになるためにはどんな手術とケアが必要なのか」を書いていきたいと思います。

手術をすればそれで終わりではない、性転換手術

よく昔は、ニューハーフになるためにモロッコへ行って手術してくるというフレーズがギャグのように流行りましたが、もちろん性転換手術は日本でもできます。ただし、医師にかかり、性同一性障害であるという診断がくだった人に限ります。そのため、手術の呼ばれ方は正確には「性別適合手術」になります。

その手術は本格的で、陰茎と玉袋を取り除くだけではなく、ちゃんと膣も作ります(生殖はできませんが)。つまり、女性として男性を受け入れるための道を製作するのです。

女性がセックスの際に分泌される液は自然には出ないため、腸液を常に出続けさせるという手法もあるようですが、四六時中出続けるためケアが大変なので、現在ではあまり行わない手法のようです。

下半身とともに、上半身の手術も行う人も多いです。これは女性の豊胸手術とやり方はほぼ同じです。男性の胸にも乳腺はありますし、女性ホルモンを常時投与することで、ある程度丸みを作ることができます。

ただし、手術をしてそれですべて終わり、女性になれてめでたしめでたしというものではありません。もともと男性の骨格、男性の声、男性の生理なのですから、身体の一部の機能を女性に似せたところで、それが自然に活動し始めるかというとそうではないのです。

常時女性ホルモンを投与し続ける必要があります。これはほぼ永久です。そのためには定期的に病院に通わなければなりませんし、手術後一年は感染症が心配ですから、きちんとしたケアを続けなければなりません。

また、声帯手術やお尻に肉を移植したり、ヒゲが生えてこないように永久脱毛を施す人も多くいます。さまざまな弊害を乗り越えてでも女性として生きたいという強い決意がなければ、到底できるものではありません。

また、タイやシンガポールなどには大変多くの「性転換手術を引き受けてくれる病院」が存在しますが、無認可のところも多くおすすめしません。

もしもあなたが、なにかの機会でニューハーフの人と交流することがあったら、大変だったねとぜひねぎらってあげてください。

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