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子供にとってパパって何?それは絶対に避けては通れない、大人への階段

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2013.08.26

夫婦で子をなせば、男親にも育児の義務が生まれます。その当然なことから、目をそむけている父であってはいけません。そうは言っても、何でもかんでも子育てにかかわれと言われたら、多くの父親は戸惑うばかりでしょう。やはり女親と男親には分担があってしかるべきです。では男親の「子育て責任の本質」とは何なのでしょう。

デキるパパとママもいる

最近、「デキるパパ・ママ」というのが話題になっているようです。つまり、子供と一緒にサッカーを楽しむために、月謝を払ってサッカー教室に通うパパとか、普通は職人が取るソムリエの資格に、主婦が挑戦して獲得するとか。こうして「デキるパパ・ママ」になって子育てに臨むというのは、それはそれで立派なことです。きっと子供によい影響を及ぼすことでしょう。

何か起こった時がお父さんの出番

それほどのことではなくても、普通のママは子供のしつけや、健康づくりや、学業への意欲づくりに、できる限り気を配っています。パパだってほどほどには、子供に勉強を教えたり、本を買って与えたり、旅行に連れて行ったりして、親らしい接触に心掛けてはいることでしょう。

それで子供がすくすくと真直ぐに成長して行ってくれれば、まあまあ問題はナシです。でも何かのきっかけで子供が非行に走ったり、不登校になったり、警察のお世話になるようにでもなったりしたらどうしますか。実はそんな時こそ、お父さんの出番なのです。正常な時はお母さん、非常事態にはお父さん、という責任分担があると覚悟してください。

威厳と暴力は違う

母親は、主として子供に真向かって育てます。それに対して父親は、普段子供には背を向けて暮らしつつ「背中で教育」するものです。子供の行儀作法などを細かくしつける母親に対して、父親はたまに子供の口のきき方などにドカンと雷を落として、教育の中にアクセントをつける役回りです。

人生の厳しさと世間の怖さを教え、威厳ある存在感を保つべきなのが父親です。ではその威厳はどこからにじみ出てくるのでしょうか。ただ威張って拳骨を振り上げているだけの親父は、DVパパと言うべきダメオヤジにすぎません。

不動の姿勢を保たなければならない

子供の本質は「未熟さ」です。ですから大人の本質は「成熟」でなければなりません。それは居丈高な頑固さとは別のものです。でも「成熟」しているのですから、ふらふらしていてはなりません。「深みがあって完成している」ことが「成熟」の中身です。

母親は優しさを教えるために、子供と共に泣けばいいでしょう。父親は深みのある完成度に立って、ガツンとした不動の姿勢を示すべきです。もしわが子が犯罪を犯したとしたら、自分は父親としていかなる不動の姿勢を示すことができるか、今から考えておくことが必要です。

死生観を掘り下げておく

何が起こってもオロオロしない父親。それであるために必要なのは、人としての哲学・人生観をしっかりと樹立しておくことです。人生観の土台にあるのは、死生観です。祖父や曾祖父の死と葬儀は、子供にも命のはかなさを教える好機ですし、親もまたそれを機に魂を深めていきます。

事故とか病気とか、生命にかかわる出来事に際しては、父として子に大切な何かを伝えたいものです。一言で言えば、それは「人生は空である」ということ。色即是空です。むろん子供には理解できません。それでもいいから、一切の存在は絶対でなく、まことに脆い、不完全な性質を持っていることを語っておきましょう。

血脈というものの本質

子供は、親の写し絵です。わがDNAをそっくり受け継いだ命です。親とてもDNAを橋渡ししているにすぎません。命のバトンタッチは妙味に溢れています。

自分にそっくりだから、可愛いとも、憎いとも言えます。他人には言えることなのに、わが子には言えないこともたくさんあるでしょう。血脈とは何か、その本質を自分なりに分かってさえいれば、大丈夫です、何が起こってもわが子には冷静に対応できます。

だめでもともとという達観

この世は矛盾に満ちており、分からないことだらけですが、本質がないわけではありません。本質がなかったら出鱈目だけが本当になってしまいます。「成熟」した大人の醍醐味は、この世の空しさを上手に受け止めて、「だめでもともと」の闊達な諦観を、ひょいと「生きる活力」に変えてしまうところにあります。

そのしたたかさを、ある意味では「日本的処世法」と呼んでいいと思います。花火のはじけた後の虚空を、寂しさと見るか、次の花火の予感のかたまりと見るか。あなたが強いパパならば、当然後者ですよね。

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