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よいしょはこうやってやろう 大人のゴマの擦り方

仕事をしていれば、仕事先で上司におべっかを使ったり、客をよいしょしたりしなければならない時もあるでしょう。今日は、社会に出るなら必須の、効果的なよいしょの仕方についてお教えいたします。

1.マズイよいしょ

まず、効果的なよいしょを勉強する前に、マズイよいしょを勉強しておきましょう。こうすることで“絶対やってはいけない”ことを避けることができるようになるからです。絶対にやってはいけないマズイよいしょは、「下心があると思われるよいしょ」です。

たとえば、街で声をかけられたときのことを思ってみてください。道を聞かれる以外でしたら、まず、最初に「何売りつけられるんだろう、それか宗教の勧誘か?」と警戒しませんか?

媚を売る=下心がある、下品である、といったイメージがあるのも、相手を陥れ、自分が得をするために、よいしょしているという古来からの考え方があるからです。ですから、まず、「下心を抱きながら、よいしょ」することは、絶対にやめてください。

2.良いよいしょとは

では、効果的で、良いよいしょとは、いったいどういうよいしょなのでしょうか。答えは、相手を気分よくし、相手の利益になるよいしょのことです。自分のことを考えてはいけません。

よく、「愛想笑いは疲れるから、もうしたくない」などと言ってらっしゃる方がいらっしゃいますが、それは違うのです。「愛想笑いをしてやらなくてもいいけど、仕方がないからしてやっている」と自分が勝手に自分を高いところにおいているから、疲れるのです。

しかも、このように考えている人は、たいてい自分の立場を良くしよう、仕事だから仕方がない、と考えているのです。これは、他人のためではなく、自分のためにやりたくもないことをやろうとしているから、ストレスが溜まってしまうのです。

また「こんな風に媚を売ることができる自分はすごい」という虚栄心のためにしている人も、嫌われます。相手は、そういったよくわからない不純な気持ちを敏感に感じ取っています。

ですから、まず、よいしょをするときには、心から、相手を喜ばそう、そう思うことが大切です。こう思えないうちは、良いよいしょをすることはできません。

3.良いよいしょの具体的方法

では、どうやって「相手を気分よくし、相手の利益になるよいしょ」をすればいいのでしょうか。いかにその方法を考えていきましょう。

(1)自分に自信を持つ

まず、自分に自信を持ちましょう。もういっそ、自分の幸せを相手に分けるぐらいのつもりでもいいです。自信を持ち、幸せな人からいい言葉をかけられた場合、まず嫌な気持ちになりません。

不幸せな人に媚を売られた時の投槍感が出てこなくなるからです。また、自分が嫌な気分を抱いていますと、そもそも相手を思いやった気持ちが出てきません。

こうなると、そもそもよいしょをする以前の問題になってしまいます。反対に、あまりに自分が幸福すぎるとなると、今度は相手に嫉妬されて却って上から目線で偉そうだということにもなりかねないので、幸福感や自身が前面に出ないように注意する必要があります。

(2)相手のことを観察する

次に、「良いよいしょ」をするためには、相手のことをしっかり観察しましょう。人は誰でも、「自分だけ」に弱いものです。反面、誰にでもしていることは、ぞんざいに扱われた気分になります。

たとえば、機械的に送られてくるメールなどには、たとえ自分の名前が書いてあったとしても、不快感を覚えたりしませんか?相手のことを観察していくと、相手の特徴というものがわかってきます。たとえば、何色が好きとか、何を食べるのが好きとか、最近髪を切ったとか…

そういった情報をしっかり踏まえたうえで、相手のいい点をしっかりと指摘するのです。これは、相手の良いところを探す作業に似ています。こうやって、相手の良いところを探していき、それを指摘していくということが、相手のことを思いやりを持ち、良いよいしょになっていくのです。

(3)過度に自分を低くしない

また、必要以上に、自分を低くしないことも「良いよいしょ」です。たとえば、学歴などについては、必要以上にこびへつらって、「悪いよいしょ」をしてしまいがちです。

上司や客の学歴がわからない段階で、自分の大学等について「大したところではない」と述べてしまうと、あとで、上司や客の方がひどかった場合に、恐ろしい結果となってしまいます。これは、必要以上に媚びを売った結果です。

学歴など、比較が絡んでくるような場合には、シンプルに事実だけを述べましょう。そして褒められたら素直に「ありがとうございます!」と言い、馬鹿にされたら、よいしょのチャンスだと思い、「いやー、尊敬します!!!」と言いましょう。

4.まとめ

良いよいしょのためには、相手のことをきちんと考え、良く相手を観察することが、非常に重要になってきます。みなさんも、このことを肝に銘じて、今日からよいしょしていきましょう。

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