> 仕事 > 実はビクビク?異動でやって来た新しい上司の「本当の気持ち」とは?

実はビクビク?異動でやって来た新しい上司の「本当の気持ち」とは?

af9920061508l

異動で上司が変わる。空いていたポストに新しく入って来た社員が上司として座る事になる。天下りで新しい上司がやってくる。

とても良くしてくれた上司が変わってしまうのはとても残念なことですし、大嫌いだった上司が異動になるのは願ったり叶ったり。

上司にまつわる喜怒哀楽は様々あるようですが、どうあれ新しく「上司」としてやってきた人の指揮命令下に入って仕事を遂行していかなくてはならないのがサラリーマンの宿命ですから、であるならば、新しい上司とは良い関係を構築したいものですよね?

そんな時に役にたつ、新しい上司が来たとににやった方が良いことと「やってはいけないこと」の両方を今回はご紹介して行きたいと思います。

「デキる社員ぶり」を見せつけるのはやめよう

新しい上司がやってくると、普段以上にやる気を見せて、デキる社員ぶりを猛烈にPRして上司に早く認めてもらおうとする人がいますが、これはあまり効果的な方法であるとは言えません。

人は教える事で相手に「自分が上であること」を相手にわからせ、自分にも言い聞かせ、周囲にも認めさせようとしていく動物ですから、あまり「出来過ぎ社員」を演じてしまって上司の出る幕を奪ってしまうと、初っ端から「面倒くさい社員」の烙印を押されてしまう可能性があります。

普通に仕事をしていても、相手は大人ですから、「この子はできるな」「この子は、こういった仕事は強そうだ」などの判定は自然な流れのなかで生まれてくるものです。

ですから、あまり背伸びをして「僕、仕事できるんです!認めて下さい」とアクセクしなくても大丈夫。アクセクしても相手にはマイナス面しか伝わりませんから、新しい上司が来たからといって舞い上がらずに、普段通りのテンションで仕事を進めるようにしましょう。

三つ位の質問を作ろう

上司といえば社会経験も長いですし、仕事の経験も豊富。態度も堂々としていますから、一見すると緊張や不安など皆無なように映るかもしれませんが、そんなことはありません。

「自分がオタオタできない」と自分を律しているから凛として見えるだけで、新しく赴任をしてきた上司というのは、実は不安でいっぱいなのです。

職場もメンバーも変われば、みなさんが「早く認められて、自分のポジションを確定させたい」と思っているのと同じように、上司だって部下が自分を受け入れてくれるのか?変な部下はいないだろうか?と赴任当初は心配で心配で仕方がないのです。

筆者の世代では周囲はほとんど管理職であり、知人が異動した直後などには、よく酒席の誘いを受け、新しいメンバーについての感想を話し出したりするのですが、決まって言うのが「いい子ばかりで良かったよ」とか「みんな俺を受け入れてくれそうだ」といった安堵の感想です。

それ位、スーツを一枚脱げば緊張の塊でいるのが新任上司というものですから、ここではそれを逆手にとって、仕事での迷いや悩み事などを三つくらい見繕って、上司に相談をしに行くようにすれば良いのです。

そんなことを言うと、「でもそうやってしまうと、こいつこんな事もわからないのかな?って初めから「できない君」の烙印を押されないか心配です」と言う人がいるのですが、先にも述べた通り、この時期は上司の方がより緊張をしている時期なのですから、そんな心配は必要ありません。

「どうもお得感満載の見積書が書けなくて困っているんです」とか「苦手な取引先があって、同行して頂けませんでしょうか?」とか、どんなことでも良いので新しい上司を頼っている姿を相手に見せるようにするのです。

自分が必要にされて迷惑に思う人間は皆無ですから、相談を持ってきてくれる部下は自分にとってはとても可愛い子。

能ある鷹は爪を隠すではありませんが、まずは上司に先生役を務めさせてあげるシチュエーションを作るように配慮をするのが、高度な「部下力」という風に言うことができるかと思います。

誘われたら絶対に断らない

上司に気に入ってもらえたら、早々に「ちょっと今夜一杯どうだい?」と声がかかる事も出てくると思いますが、最初のうちはとにかく、何があっても断らないようにして、新しい上司とのコミュニケーションを図るようにするのが良いでしょう。

よっぽどな用事があるならば仕方がありませんが、この上司からの誘いは、かなり優先度が高いものですから、最優先に対応するようにしましょう。

上司との良い関係を早めに構築してしまえば、後の仕事を進める時にはとても大きなアドバンテージになってきます。少々の無理は聞いてくれますし、多少のミスも大目に見てくれます。このアドバンテージは精神的な問題よりも、時間的なメリットがとても大きくなります。

上司が嫌で、結局ストレス発散の為に同僚と飲み歩くようになったら本末転倒です。上司の赴任当初は円滑仕事環境を手に入れる絶好のチャンスです!見逃さないようにしましょう。

スポンサードリンク
スポンサードリンク