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「荷物」を増やして満足してない? 要らないものを捨てる力

現代日本は物質的に見て非常に成熟されている社会です。食事も衣服もビジネス道具も、無数に素晴らしいものがあるだけでなくシーズンごとに新しいものが生み出され続けているほどです。

そんな物量過多な現代日本でサラリーマンをしていると、気がついたらビジネスバッグやスーツのポケットを荷物で一杯にしてしまっている、という方も多いのではないでしょうか。

荷物を沢山持っていると何だか出来る男のように思えてしまいますが、それはただの勘違いです。どんなに大事に思っていても、不要な荷物はビジネスの妨げになってしまいます。

仕事にとって要るものと要らないものをしっかり区別し、不要なものを捨てる力を持つことで、気持ちも仕事も軽くこなせる男を目指しましょう。

どうして荷物をたくさん持っていてはいけないのか

そんなことを言っても、ビジネスバッグやスーツのポケットの中に入っているのはどれも必要なものなのだから、それを捨て去るなんてとんでもない!荷物をたくさん持っていたからといって仕事に支障をきたすことはない!と思う方もいらっしゃいますよね。

確かにそういう意見にも一理あります。本当に必要な資料が大量にある場合もあるからです。しかしその資料をいつも持ち歩いてる必要はない筈ですし、日常的に最低限必要な荷物の数は大したことが無いものなのです。

荷物を大量に持っているということは、スペースに余裕がないということですので、その時々において必要なものを瞬時に出し入れすることが難しいという大きなデメリットを持っているのです。

例えばですが、小銭と携帯、レストランのレシートとライターが入っているポケットの中からライターだけを取り出すのは中々に大変ですよね。それが嵩張ってしまう小銭なら尚更です。

きちんとした計画や利用法があって整理して大量の荷物を持ち歩いているなら良いのですが、大抵の場合はこのポケットのように必要だと思われるものを何となく突っ込んでいるだけなのが現実なのです。

ライターや小銭ならば取り出すまでにまごついても問題はありませんが、これが仕事の資料や取引先からの着信を知らせる電話だったり、もしくは名刺ケースだったら決してスマートな結果にはなりません。

バッグやポケットの中身は一日一回全て出そう

生活を続けていると、どうしてもバッグやポケットの中には色んなものが入ってしまうものです。こうした細々としたものを意識していないと、必要なものと不要なものを区別することは出来ません。

そこで、一日一回はバッグやスーツのポケットに入っているものを全て外に出してしまいましょう。さながら小学生が次の日の時間割に合わせて教科書を入れ替えるように、ビジネスマンも次の日の仕事や、これから向かう商談に必要な荷物だけを入れなおすのです。

重要なのは荷物を全て出してしまう、ということです。一つ一つ出したり入れたりしていると結局不要なものまで入れてしまいがちですし、何より鞄の中に溜まっている埃やゴミを綺麗にすることが出来ません。

ひとまず全ての荷物を一度テーブルや床の上に出してしまえば、一目見て不要なものはすぐに分かります。ゴミなどはすぐに判別して捨てることが出来ますし、バッグの中身を毎日きちんと把握することが出来ますので、荷物を探す時間を短縮することも可能になります。

便利だし使うかもしれない、というものは置いておく

便利なものだし、どういったタイミングで使うか分からないので念のため持っておきたい、というような種類の荷物は基本的に全て持ち歩かずにデスクにでも収納しておきましょう。

いつやってくるかも分からない「万が一」「もしかしたら」のために荷物の量を増やすのでは本末転倒です。かもしれない、のタイミングは殆どやってくることはありません。

何かあった時のための備えというのは、傘と携帯のバッテリー程度で十分ですので、必要かどうか迷った荷物は持ち歩かないようにしましょう。

必要な荷物の数を絞ったら、荷物を収める位置を決めよう

毎日最低限必要な荷物というのは、実はそんなにないものです。ある程度その荷物が本当に仕事に必須のものなのかを自問自答しながら絞り込んだ後は、その荷物をどこに収めるのかということを考えましょう。

基本的に、スーツのポケットに入れておくのはかさばらず、重さが余りなく、そしていつでも取り出せるということが重要なものだけにしておきます。

あちこちのポケットに物を入れているとスーツの見た目も不格好になりますし、何よりどこに何を入れているのか分かりにくくもなってしまうからです。

スーツの内ポケットには名刺ケースと財布、上着の右ポケットには携帯電話など、いつも同じ場所に入れておくようにすると一々どこに何があるか探す手間が省けますし、紛失などの際にも気が付きやすくなります。不要なものを持たず、整理整頓することが出来る男の条件です。

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