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ワインと人生は似ている?ワインから学べる人生哲学とは?

短期的、一時的。そんな言葉を聞くと「ちょっと待てよ」と考える人が多い中、それを自分に置き換えて考えることが出来る人はどれだけいるでしょうか。

たとえばダイエットをしようとしている人は、ちょっとチョコレートをつまもうと思って、そのちょっとしたことが習慣になって気付いたらダイエットになっていないことに気付くかもしれません。

たとえば貯金をしようとしている人は、ちょっとパチンコに行こうと思って、最初は1,000円だったのが2,000円、3,000円と増えていき、それも行く回数が増えていつまでも貯金出来ないかもしれません。

そうした短期的に考えてしまったり一時的に効果があるものばかり使ったりすると、本当に大切なものが分からなくなること、やろうと思っても出来ないことがあるようです。

ワインから学ぶ人生?

ワインは他の食べ物と違い、1年以上の保存、10年、20年と普通じゃ考えられないような保存が出来ます。そして、重ねる年が長いほど価値が高くなったり、ものによっては100万円になる希少価値のあるものも出来あがるようです。全てがそうなるわけではなく、色々な組み合わせによって味に磨きがかかるものがあり、それは人間にもいえるかもしれません。

こうしたワインの味わいは時間をかけるから出来るもので、一時的に何らかの対処をしたり短期的に熟成させようとしても同じようにならないかもしれません。人間も一時的に何かをしようとして上手くいっても持続しないかもしれませんし、短期的に考えていると長期的に見るとそれで大丈夫かと思えることもあります。

一時的に考えて上手くいかず、全体像が分かってやり方が分かってきて長期的に上手くいく人もいれば、一時的に上手くいかなくてそこでやめてしまう人もいます。ちょっと儲かりそうな話はビジネスでも宝くじやギャンブルなど色々転がっていますが、それらを経験して学んで次に活かす人と、そのままやめてしまう人の違いです。

新しいことをやろうとすると何らかの失敗から学ぶことがあり、それによって新しい可能性が見えてきて、それを追求して他の人よりも深くその分野の知識やスキルが身につくのではないでしょうか。

もちろんすぐに飲むワインが美味しくないというわけではなく、長年熟成されたワインにそれだけの希少価値がつくのは、人間でいえばこだわりを持って何かを追求し続けて完成するブランドではないでしょうか。

熟成されて出来るブランド

商品サービスで知られるブランドだけじゃなく、何らかの分野で知られる人はブランドになるなら、多くの人がそれに時間と情熱、お金や労力をかけていると思います。ワインで長年熟成するなら、人でいえば熟成させるほどこだわりやオリジナリティが光り始め、希少価値が高まってくるのではないでしょうか。

それは短期的に儲けてやろうというものや、一時的にブランドを作るといったことでは長続きせず、あくまで自分が情熱とこだわりを持ったものじゃないと信頼あるブランドは築けないようです。まだブランドが出来ていないのにメディア露出などで一気に有名になる商品サービス、人がいますが、核がしっかりしていないとブレることがあります。

たとえば自分のキャラクターらしくないキャラクターでブランドを作ってしまうと、素の自分が出た時に叩かれてブランドが壊れることもあります。しっかりしたブランドは、たとえ嫌われるキャラクターでもそれが一番自分らしいと感じていれば無理が無いので、核がしっかりしてブレることが少なくなります。

1つを極めようとする大切さ

たとえば毎日美味しいお寿司を握ってくれるところと、1週間に2回はマズい時があるお寿司屋さんなら、どちらに行きたいかは明確だと思います。味が良ければ必ず売れるというわけではありませんが、もし味を売りにしているならそこはブレてはいけない、欲しい気持ちを満たしてくれる約束を守るのがブランドではないでしょうか。

もちろん自由気ままに生きるのが好きでそれが自分らしく、その自由で楽しい感じを周りに伝えたいのであれば不定期のセミナーで世界観や方法を伝えるのもその人らしいブランドになるでしょう。

面白いのが人それぞれ持っている才能や年齢性別が違い、業種もやり方も違い、それらを掛け合わせていくと一人一人違うオリジナルなブランドが出来るということです。それをどこまで追求していくのかでブランド力は変わってきますが、何らかの分野で一流になっている人はほぼその分野を追求し続けている人たちだと思います。

ワインもワインから違うジュース、違うお酒になるわけではありませんが、ワインという1つの形で何年もいることで希少価値が上がっていく、人で例えるなら儲け話に振り回されず自分の決めた道を自分のペースで極めることで、味わい深い希少なブランドになるのではないでしょうか。

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