できない事を全て今の環境のせいにしているとどうなるか?
環境のせいもあるでしょうが・・・
やりたい事はあるけれど、今の環境だと無理だからといって出来ない事を全て環境のせいにしていませんか?
内容によっては、今の環境のせいで実現が不可能という場合もあるでしょうが、本当に環境のせいばかりかどうか疑問に思うことも時には必要だったりします。
例えば、画家に憧れていたとして、家族や周りの人間が反対するからといって別の職業を選び、絵を描くのもままならない環境なので諦めているといった場合ですと、確かに環境が邪魔をしているという要素もあるでしょうが、そればかりではないかと思います。
運命の扉は人によって重さが違ったりします
最終的に選んだのは本人でしょうが、本人としてはもっと環境が良ければ違う人生を歩めたはず!と思うのでしょう。
そういった気持ちもわからないではないですが、人によって運命の扉は軽く押しただけで開く扉もあれば、かなり力を込めないと開かないという扉もあるようですから、あの人の扉はすぐに開いて、自分の扉は重くてなかなか開かないということもあるでしょう。
運命のドアの前で、いくら世の中は不平等だと嘆いてみても、自分の運命のドアが開くわけではありません。開ける為には、開くまで力を込めるしかないのでしょう。
しかし、重いからといって開けるのをすぐに諦めて、あの人の扉だったらすっと開くのにと思っていても何も始まりません。
できない事、できなかった事を今の環境のせいにするのは簡単ですが、嘆いたり愚痴を言っていてもそこから進展はのぞめないでしょう。
私も、2年程前にある地方に訳あって移住してきたのですが、思ったよりも仕事がないのに唖然としたことがありました。
しかし、いつまでも唖然としているだけでは仕事が見つかるはずもありませんので、せっせと職探しをしましたが希望に合う職は見つかりませんでした。
私がこれまでやってきた仕事は、あまり今居る地方には無い職種でしたので、仕方なく畑違いの仕事をするしかありませんでした。
数々の不満もありましたが、仕事があるだけ感謝をしようと思いながら、ここではここの楽しみを見つけたほうが前向きだなと考えてみると、結構いろんな楽しみも見つかって時には笑いながら暮らせるようにもなりましたが、初めの頃は正直言って辛かったです。次の運命の扉も重いな~とよく思っていました。
今の環境が原因で、上手くいかないんだと思っている人も少なくはないかと思いますが、環境のせいばかりにしていると、運命の扉に頑丈なカギが掛かってしまうかもしれませんので、できるうちにできる事をしておきましょう。