寒い冬に快適羽毛布団のススメ!羽毛布団の種類と用途
冬になると風邪をひいたり寝不足になったりしてしまう原因の一つとして布団があると思います。快適な布団を使うことは快適な睡眠に繋がります。羽毛布団の種類と選び方について考えていきます。
寒い冬に羽毛布団の魅力とは!?
冬の夜の寒さは特に厳しいです。寝ている間は体温も心拍数も落ちています。つまり、身体が冷えている状態だということです。しっかりと暖かい格好をして寝なければ風邪をひいたり、睡眠の質を落としてしまいかねません。
しかし、暑苦しい格好をして厚着をして眠るというのも動きづらくて睡眠の質を落としてしまいかねません。布団を重ねて寒さに備えるという人もいますが、寒冷地などでは寝返りを打ってその布団がズレてしまうだけで命取りです。寝返りを打っても寒さが損なわれず、眠りの質を妨げない暖かい布団が必要となり、羽毛布団はうってつけの存在なわけです。
羽毛布団は、布団の中でも最上級と言われており、やはり値段はそれなりにしてしまいますが、値段に見合った機能性は得られるのではないかと思います。羽毛ならではの空気の層や暖気を溜め込んでくれる性質によって暖かさが持続されますので、フワフワと空気のように軽くて暖かい理想の布団を実現できるのです。
羽毛布団に注意!?ダウンとフェザーの違い!
しかし、現代では様々な羽毛布団が販売されるようになり、ネット通販などではとても安い羽毛布団が市販されています。羽毛布団であればどれでも暖かいと思って購入してしまっては、大きな損をすることになります。羽毛布団に使われている羽毛の種類には、大きく分けてダウンとフェザーがあります。ダウンは水鳥の胸にしか生えていない貴重な毛のことで、空気を含む量が多く、暖かくて柔らかく、芯がないのが特徴です。そして、フェザーは水鳥の羽根の部分のことで、芯があって硬く、ダウンと比べて空気があまり含まないので保温性は劣ります。
本来であれば、基本的に羽毛とはダウンのことを指すのですが、フェザーも鳥の毛であることには変わりないため、羽毛布団であることには変わりありません。そのため、安い通販の羽毛布団ではダウンではなくフェザーを中心に充鎮されていることが多く、暖かさや軽さ、柔らかさなどの質感で本来の羽毛布団よりも劣ります。羽毛布団はよく選んでいかなければ、実際は寒かったり他の布団と組むあわせて使わなければいけない、もしくは臭いがキツくてしばらく使えないなどの問題が出てくる場合もあります。
充鎮量と内容量の比率が大切!
以上の点を踏まえて、羽毛布団には必ず表記がありますので、充鎮量と内容量のパーセンテージが重要になってきます。羽毛布団をもし通販で選ぶとしても、価格的になるべく安価なものを選びたいとしても、なるべくこうした比率や充鎮量をみて選んでいくことが大切になります。羽毛布団を見ると、「ダウン○○%、フェザー○○%」などのような表記があります。よりダウンの比率が多いほうが暖かいと言えますし、柔らかくて軽いでしょう。
また、いくらダウンが100%だとしても、内容量自体が少なければ意味がありません。内容量がどれくらいかは充鎮量で判断することができます。その羽毛布団全体の重さに対して、どれくらいのグラム数の羽毛が充鎮されているのかということになります。より多く入っている方が暖かいのは言うまでもありませんし、全体の重さに対して羽毛が少ないということは、それだけ外生地をポリエステルなどで厚くして厚みを稼いでいることになりますので軽くもありませんしあまりフワフワもしないでしょう。
ダウンもフェザーも使いよう!
ダウンとフェザーはどちらも鳥の毛であり、ダウンが多い方がより高価な羽毛布団となり、機能性も増しますが、なにもフェザーが悪いというわけではないのです。フェザーはフェザーで用途がありますから、使い道は沢山あります。フェザーはダウンとは違って芯があって硬いですから、敷き布団や枕などに多く使われることが一般的です。掛け布団としてはあまり向いていませんが、体重や負荷のかかるところにおいては、耐久性のあるフェザーの方が向いている場合もあるのです。また、ダウンよりも多くとれますから値段が安く、安価に羽毛布団を購入したい場合などには、うまくダウンとフェザーのバランスがとれているものがおすすめです。
ダウンにも種類があり、有名なのは2種類、ダックダウンとグースダウンがあります。基本的にはグースダウンが最上級とされており、ダックはグースと比べて身体が小さく羽毛も小さいので機能性でいうとグースよりも劣ってしまいます。とはいえ、ダウンであることには変わりありませんし、グースダウンよりも安価ですのでおすすめです。
羽毛布団は年中通して快適!?
最後になりましたが、羽毛布団はなにも真冬に快適なだけではなく、年中通して使っていくことができるとても機能性の高い布団です。通常のポリエステルの布団であれば、夏がけでは冬が寒く、冬がけでは夏が暑くて重いという問題がありますが、そもそも羽毛布団は軽くて柔らかいですから身体にまとわりつくことなく、適度に熱気を逃がしてくれますから夏場でも使えます。しかも羽毛には吸湿性や発散性もあり、必要以上の湿気を発散したり湿度を吸収してくれますから、とても機能性が高いのです。
そして、冬場の寝る前において大切なこととしては、温度管理がとても重要になってきます。真冬で寒いからといって部屋を暖かくしすぎるとそれだけでとても寝苦しくなってしまいます。人間はある程度涼しくないと体温が下がっていきませんから、眠りにつきづらいという習性を持っていますから、あまり寝る前に暖めすぎるのは問題です。そして、寝入り直後に寝返りなどで暑くて布団を蹴飛ばしてしまうことによって、本当に寒くなる明け方に布団がかかっていない状態になってしまうこともあります。結局は布団も大切ですが、個人の管理が一番大切です。