ライフワークと役割の違いを知り、本当にやりたいことしよう!
自分が心からやりたいこと、それをライフワークと呼ばれたりしますが、全世界の9割以上の人がライフワークをしていないといわれています。
1日24時間の中で、どれだけ自分の気持ちが満たされることが出来るかは、どんな人にとっても大切なことではないでしょうか。ですが、ライフワークにもそれが見つかれば全て上手くいくというわけではなく、気を付けないと「やりたくないライフワーク」になってしまう可能性があります。
やりたくないライフワーク?
ライフワークはやりたいからライフワークなんだろうと思われますが、やり方によってはライフワークから外れてしまう可能性があります。
たとえば、人前で話すのが好きでもそれが毎日決められた時間に、あまり相手にしたくない人の前であまり話したくないテーマを話し続けるとしたら、たとえ人前で話すのが好きだとしても苦しくなると思いませんか?
また、自分が一つの場所にいることより旅行をしながら講演などをしたいタイプであれば、ずっと同じところで話し続けるのは厳しいものがあるかもしれません。
ライフワークにも自分にピッタリの時間、お客さんのタイプ、やり方などを合わせないと、それはライフワークというより役割になってしまいます。役割になると、それがライフワークだと思っている人は「ライフワークってこんなものなのかな」と思うかもしれませんし、頑張り続けてしまう人もいるかもしれません。
どちらも力を抜いて自分らしいやり方に変えていくことが大切です。役割を頑張りすぎるとさらに役割にはまったり、そこで諦めてしまうとせっかく見つけたライフワークが分からなくなってしまいます。
ワークというくらいなので仕事にすることも出来ますが、今の教育では一生懸命働くことが仕事だと思われがちです。ですが、ライフワークは自分の感情がわくわくしたり情熱を持って夢中になれることをやるので、そこに頑張って努力するという言葉はありません。
それより、どれだけ夢中になってそれをやり続け、また次の日もやりたいと静かにワクワクする感覚を身につけることが大切で、そこから外れていれば自分は役割にはまっていると確認することが出来るでしょう。
ライフワークと役割の気持ちの違い
ライフワークと役割の違いは、自分の気持ちにあります。恋愛でも同じでどれだけ素晴らしく周りからも認められている人だと頭で理解しても、その人を好きという感情が湧いてこないと恋愛はスタートしません。
ライフワークもどれだけ頭でこの仕事は儲かるし周りから認められる安定した仕事だと分かっていても、それをしている時に気持ちがワクワクしたり夢中になることじゃないと、それを続けることが苦しくなるでしょう。
こうした感情の違いが自分はライフワークをしているのか役割にはまっているのかを教えてくれるサインになります。なので、いつまでも気持ちが悪くストレスを感じたままで生活していると、そのサインの声は大きくなり病気にまで発展するケースもあります。
出来れば病気になるまえに自分のやるべきことではないことをしているということを気付きたいものです。また、この役割には色々な形があり、たとえそれがやりたいことだとしても周りに付き合いたくない人がいる中でやらないといけないなら、それも役割になるかもしれません。
自分が対応出来る範囲によって役割の範囲も変わってきますが、健康志向の人が健康を損なう環境でライフワークをしているなら、いつまでも健康のことが気になってそこから抜け出したいと思うかもしれません。
感情的な役割とは?
また、その中には感情的な役割というのもあります。人は感情の動きによってキャラクターが変わり、イライラしているなら怒っている人、幸せ気分ならほんわかした人、頑張っているならポジティブな人、悲しみなどを感じて落ち込んでいる人など、その気分によって自分が変わります。
また、それによって周りの人も変わるので、自分を作らないといけないことを仕事にしている人はこの感情的な役割にはまりがちです。
たとえば、家族の前だとどんな自分でもいいかもしれませんが、ラジオのパーソナリティやテレビなどに出演する時は、自分のキャラクターを作らないといけないでしょう。
また、にこにこしたキャラクターでいないといけなかったり、それが自分らしいならいいですが、自分とは違うキャラクターを演じ続けるのが辛いと感じれば、それはライフワークよりも役割にはまっている可能性があります。
あくまでライフワークは自分らしさを表現することなので、そこに「やらないといけない」というモチベーションが動機になっているなら、どれだけやりたいことでもやっていて楽しいと感じることは無いでしょう。
こうした違いは自分の気持ちで分かることなので、いつも自分の感情を感じられるようにしていることも大切です。