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貴方は出来てますか?意外と知らないビジネスマンの飲み会作法・前編

会社勤めのビジネスマンにとって、飲み会というのは切っても切り離せない関係を持つものです。

上司から飲みに誘われることもあれば同僚と憂さ晴らしにいったり、取引先の相手から誘われたり、もしくは自分が後輩を引き連れて行くこともあるでしょう。下戸で全く飲めないという人でも、とりあえずウーロン茶で参加だけはしているという人も多いのではないでしょうか。

プライベートとは違って、ビジネス上の付き合いで行われる飲み会ですが、そういう時こそ礼儀作法が試されるのです。貴方は飲み会の作法をきちんと身につけられていますか?

お酒が飲めない人でも、飲み会の作法やマナーを知っていないと周囲の参加者から常識知らずとして扱われてしまいます。飲み会がそのまま仕事になる訳ではありませんが、それでもマイナスになりうつ要素をきちんと潰しておくのが賢明です。

そこで、基本的な飲み会マナーを皆さんにご紹介いたします。

上座下座の考えとは

ビジネスマンの飲み会の席は、序列の違う人たちが複数集まるのが通例です。上司と部下、先輩と後輩、同僚でも経験のある人、年かさの人、とにかく色んな差を持つビジネスマン同士で飲み会を行なう訳です。

プライベートな友人関係であれば対して気にしなくて良いことですが、あくまでビジネスの延長線上にある飲み会の席では上座下座を気にしましょう。

上座というのは、要するにその場で一番偉い人が座る席のことです。特にかなり役職が上の上司や社長がいる飲み会や、取引先の方がいる飲み会ではこの上座を知っていないと失礼にあたってしまうこともしばしばなのです。

ヨーロッパでは昔円卓会議というものが行われていましたが、世界的に昔から誰がどこに座るのかというのは非常に繊細で重要な議題だったのです。普通の社内の会議でも、皆が適当に座るのではなく役職者が座る場所は何となく決まっていたりします。

上座下座の作法を知っておくことで不利になることは無いので、是非しっておきましょう。

上座というのは、基本的に入り口から一番遠い席を指します。入り口から近い席というのはウエイターやお客さんの出入りが激しい場所ですので落ち着きませんよね。だからこそ一番奥の席に一番役職が上の人を通しましょう。

自分が一番下ということであれば、必ず下座に座るようにします。さっと上座にご案内することが出来れば、上司からの内心の評価もアップです。

例外なのは床の間がある個室に通された時です。床の間を背にする席が上座となるのですが、これも入り口から一番近い席の後ろに床の間があるような場合は、人の通りが多いので従来どおり奥の席を上座として構いません。

少々複雑かもしれませんが、偉い人が気兼ねなく飲み会が頼める席を選ぶというのが、上座下座の考えです。

ビールを注ぐ時は両手で

これが意外と出来ていない人が多いのですが、自分よりも目上の人に対してお酒を注ぐ時にも作法があります。まずもって一番重要なのが、必ず両手を使うことです。

例えばビールを注ぐ時は、ビールの瓶を両手を使って支えるように持ちます。片手で注ぐのは非常に失礼なことなので絶対に避けましょう。瓶の側面と底を持ち、静かにビールを注ぐのがマナーです。

この時、グラスに瓶の口をぶつけないように、そして瓶ビールのラベルが相手に見えるようにラベルを上にしておくのも必須事項です。

ビジネスマンなら上司にお酌をする機会は多いので是非覚えておきましょう。同時に、相手にお酒を注いで貰う時も同じようにグラスを両手で持ちましょう。

相手がグラスを持っておらずおかわりを作ったりする時は、唇があたるグラスの上の方は掴まず、出来ればグラスの下の方を持って相手に渡すのがマナーです。

乾杯をする時は必ず自分のグラスを下にする

乾杯は飲み会があればどこででもやっていることですよね。それだけに何度も乾杯する機会があると思いますが、何となくで乾杯をやってはいませんか?

特に上司や取引先の人に挨拶する時は、乾杯のやり方に気をつけていないと相手に失礼をはたらいてしまいますので注意しましょう。

乾杯をする時は、自分が目下なのであれば必ずグラスは両手で捧げ持つようにし、相手のグラスより低い位置からグラス同士をぶつけましょう。

もちろんグラスが割れるほど強くぶつけてはいけません。あくまで優しく軽く当てるだけで十分です。これも一つ例外があり、ワイングラス、それも少々お高く本格的なお店でワインを飲む時は注意が必要です。

ワイングラスというのは、高価なものほど飲み口の部分が薄く作られています。ほんのちょっとした衝撃で割れてしまうため、ワイングラスを持っている時は乾杯と同時にグラスをぶつけるのはご法度です。

グラス同士を軽く掲げ合うだけで十分です。知らないでグラスビールの勢いで相手のグラスに乾杯してしまうと、あっけなくグラスが割れて大惨事になってしまうので気を付けましょう。

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