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「おしへん」はありません!ナンバープレートのなるほど

最近では”ご当地ナンバー”が各地で盛んに取り上げられていますよね。中にはナンバープレートそのもののデザインまで変わった物があり、ちょっとうらやましくも思います。

ところで、ナンバープレートには、必ずひらがなの文字が使われています。ほとんどの人はナンバープレートの変わった数字には反応しても、ひらがなには無関心だと思いますが、実は「お・し・へ・ん」以外は全部使われています。

逆に言えば、なぜ「お・し・へ・ん」は使われないのか、その理由をご紹介しましょう。知っていれば、毎日の通勤・通学の時間がちょっと楽しみに・・・ならないでしょうね、何しろ無いのですから。

「お」が使われない理由

これは「あ」との見間違いを防ぐ、という意味合いがあるそうです。似ていますからね。だとすると、「は」と「ほ」もややこしい気が。「の」と「ぬ」や「れ」と「わ」なんかも気になりますね。

でも実際に見てみると、「は」「ほ」、「の」「ぬ」、「れ」「わ」を見間違う事はあり得ない、ってくらい違いますが、「お」と「あ」だけはなぜか、ちょっと見間違いやすいです。「あ」の右肩のちょっと出た部分がややこしいのでしょうね。

「し」が使われない理由

これはもう一目瞭然、「し」は「死」を意味するからですね。考えすぎだとも思いますが、それよりもナンバーの並びのほうが私は気になります。

私事で申し訳ないのですが、昔「44-99」というナンバープレートの車に乗っていました。読み替えると「死・死・苦・苦」です。

その時はディーラーからわざわざ電話があって、ナンバーを登録しようとしたら44-99になったから、希望があれば他に変えましょうか?と言ってきたのですが、私は変わり者なので、逆に面白いナンバーだ!と喜んで登録してもらいました。

他には「42-19」⇒「死に行く」、「42-56」⇒「死にごろ」など、車のナンバープレートとしては不吉だと思う人も多いのでは?話が違う所へ行きましたが、しは死・・・車に乗るのって、本当は命がけの行為なのです。

「へ」が使われない理由

役人にもこういうギャグが通用するのですね。「へ」は「屁」を連想させるため、つい笑ってしまって事故を起こす確率が高くなる、と判断されたようです。

考えすぎでしょう(笑)。だったら”そうだ、京都へ行こう”なんでキャッチフレーズなんてツッコミどころ満載ですよ。「JRに乗って、京都まで屁ぇしに行こう!」って・・・あ、私だけですか。そりゃまた失礼いたしました。

「ん」が使われない理由

これは何となくわかる気がします。やはり「ん」って発音しにくいですし、私のような変わり者から見ても、認識プレートとしては不適切な文字のような気がします。

51文字の最後の文字だし、ナンバープレートに「ん」がついているだけで、「あんたは人間失格」っていう烙印押された気がします。

このように、日本では”ナンバープレートとして好ましくない”為に使われていない文字があり、「おしへん」と覚えておくといいです。もし「おしへん」が使われているナンバーがあったら、それ、偽造ですからっ!

ひらがなだけでなく、数字としては「・・42」(・・死にを連想)、「・・49」(・・轢くを連想)は、通常は欠番扱いされているので、希望番号なしに納車したのに下2桁にこの番号がついていたら、それは販売者のタチの悪いイタズラです。怒っていいです。

とはいえ、永久欠番というわけではないので、希望番号制度を利用して希望すれば、どんなに不吉な番号でも取得できますよ。おひとついかがですか?

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