泣くとストレス発散が出来るの?涙とストレスマネジメントの関係
自律神経が刺激されて興奮状態になると人は涙を流します。実は人は泣く事でストレス物質を発散するのです。マイナス感情が出た時は、泣いてスッキリ発散しましょう。
そもそも涙を流すというのはどういうプロセスなのでしょうか?泣くという行為は、自律神経と関係があります。外的な要因によって自律神経が刺激された時に、興奮状態になると涙が出るようなしくみになっているのです。
日本の場合、小さい頃から、「男だったら泣くな!」とか「そんな事でメソメソするな!」と躾けられて来た人が多く、ちょっとの事では涙を流さない人も多いようです。
しかし、実は涙を流すという行為は自分の精神的なバランスを取ってくれるため、実はストレスマネジメントに効果的なんです。喜怒哀楽に合わせて遠慮無く涙を流しましょう。
涙はどうして塩からい?
涙ってどうして塩辛いかをご存知ですか?実は涙には塩化ナトリウムが含まれています。ですので、涙が口に入ったりすると塩味を感じるのです。
ちなみに、感情によって涙の味が異なるという事をご存知でしょうか?例えば、怒っている涙はとても塩辛くて、悲しんでいる時の涙はどちらかと言うと、あまり塩辛くありません。
怒っている時は、涙自体の量が少なくて塩化ナトリウムの量が多く、塩辛いのです。
悲しい時の涙は、涙自体の量が多くて塩化ナトリウムの量が少なく、塩味は薄いのです。
もし今度涙を流される機会があれば、その量や塩加減をためしてみて下さいね。
あと、悔しい時の涙についても解説しますと、悔し涙はストレス発散効果が高いのです。ですので、悔しい時に涙を流すと、とてもリフレッシュ出来るんです。ですから、悔しい時に涙を我慢するのでは無く、遠慮無く悔しさを涙で表現して構いません。
そういう所も日本では素直に表すという習慣があまり無いようなんです。涙を我慢するように躾けられていた人が多いせいなのか、周りの人も、涙を流す事を特別視してしまったり、恥ずべき行為だと思ってしまったりするので、人前で涙を流す事に対して抵抗がある人が多いようです。
男女で涙を流す回数が違う?
実は男性と女性では、涙を流す回数が違うようなんです。女性の方が男性よりもよく泣きます。これは感情の質が違うためであって、精神的な強さや弱さとはなんら関係がありません。
女性と一緒に仕事をしていて、女性が涙するシーンが多かったとしても、それはそういうもの何だと思ってあげる必要があるのです。決して精神的に弱いというようなレッテルを貼って、評価を低めてはいけないという事ですね。