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頭で悩むよりまず紙に書こう!難しい問題をスムーズに解くコツ!

少し、学生時代の数学や理科の計算問題を思い出してみてください。どうでしょう?「文系だから計算は苦手だったなぁ」という方が多くいらっしゃると思います。

しかし中高の計算問題を解くのは不得意でも、普通の計算、例えばかけ算九九や加減乗除の筆算など、つまり小学校の算数くらいなら大丈夫という方は多いのではないでしょうか。それなら、あなたは本質的な文系人間とは言えません。

基本計算ができるなら何も問題ない!

実は算数の計算能力が問題ないのなら、中高で出てくる多くの計算問題は問題なく解けるはずなのです。難しいのは計算手順であって計算そのものではありません。(例えば3桁のかけ算が出てきたときは面倒なのであって難しいわけではありません。)

しかし「自称文系」学生の問題への取り組み方に共通していることは、問題を読んでみて理解できないときには「フリーズしてしまう」ことなのです。何をすればいいのかわからなくなって混乱している状態です。逆に得意な理系学生は問題を見た瞬間からどんどん手が動きます。

理系と文系の違いは、すぐ手を動かせるかどうか

しかし勘違いしないでください。手を動かしているからと言って、理系学生はその時点で答えが見えているわけではありません。経験上、とりあえず思いついたことを書いてみているだけなのです。

実は文系学生と理系学生の根本的な違いは、この「手を動かせるかどうか」でしかありません。文系学生はそれまでに(おそらくは小学校の算数や中学数学の基本問題の時点で)手を動かしながら問題を解くという習慣を身につけていないようです。

さらに昔を思い出しながら考えてみましょう。

算数の文章問題には必ず「式」が必要!

算数の文章問題では必ず「式」と「答え」をそれぞれ書く欄があったのを覚えているでしょうか。これは1年生の足し算の文章問題から必ずあります。

当時は「こんな簡単な問題、答えだけでいいじゃないか。式なんて必要ないだろう」と思っていませんでしたか?その考えのまま中高生になってしまうと文系確定です。

式を書くのは文脈から判断した「手順(考え方)」を「計算」に落とし込む中間作業です。小学校でひたすら「文章題->式->答え」の思考過程を訓練することで、将来論理的考え方ができるようになることを期待しています。

複雑な計算は計算過程をちゃんと書いておく

中学の数学になると方程式のような複雑な計算が出てきます。簡単な計算式の段階で途中の計算過程を飛ばさずに書く習慣をつけておくと、難易度の高い問題になったときにも、とりあえず同じように書いた計算過程から次のステップへのヒントを得ることができます。

計算過程を書くことを習慣化していない人の場合、難しい問題になったときにすぐに先の一手が見えなくなってしまいます。その時点でゴールは見えてなくても何か思いついた計算過程を書いていくことで、視覚的にヒントを探すことができます。

数学(算数)の文章問題や物理・化学の計算問題なども同様です。理系科目が得意な学生ほど計算式や計算過程を素直に紙に書きます。たとえそれが間違いであったとしてもです。思いつきの落書きみたいなものです。

紙に書くことが問題解決の近道!?

さて、ここまで学生時代の計算問題の話ばかりしてきましたが、結局この「紙に書く」という方法は、問題解決の方法を探す上で最も手っ取り早くて確実な方法だということです。

仕事や社会生活は問題発生とその解決の繰り返しです。ルーチンワークなら答え(行動すべき内容)は簡単に判断できますが、必ずしもそんな仕事ばかりではありません。多くの仕事は明確な答えが分からない中で判断する必要があります。

思考過程をどんどん書こう!

そこで判断する前に、紙に問題の「思考過程を書く」という作業を実践してみましょう。明確な答えは分からなくても思考過程をどんどん書き出していって、そこから考えをまとめていきます。

効率的な方法論としてはマインドマップが有名です。他にも思考過程メモの手法はいろいろありますが、とにかく共通するのは面倒がらずにどんどん書いていくことです。

その先には明確な答えがあることを信じて、ぜひ習慣づけてみてください。

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