ガンを治す水もある!?水にまつわる5つの不思議な話~後編~
実は危険なミネラルウォーター
水道水の有害性がマスコミなどで報じられ、すっかり飲料水にはミネラルウォーターが使用されることが当たり前になりました。
年配の方に聞くと、「水なんてものは無料で当たり前だ!何で金を出して、商店で買わなくてはならないんだ!」と頑なにミネラルウォーターを拒む人もまだまだ多いのですが、中年以下の世代では健康のためにミネラルウォーターを飲むのはむしろ当たり前。
中には料理にも水道水は使わずにミネラルウォーターを使用して、水道水はお皿を洗う程度にしか使わないという人も数多いですから、水に対する評価には、なんとも隔世の感があるなあという感じを受けます。
しかし、水道水は「まずい、有害」という風評に立ち向かうべく様々な研究がなされ、今現在の水道水は「とても安全で、美味しい水」と評価をしても良いほどになっているのです。
毎日使うものですから、水道水には厳格過ぎると言えるほどの過剰な安全基準値が設定されており、それらをクリアした水道水は確かに安全な水であるという事ができます。
安全の象徴のようなミネラルウォーターですが、実は有害な鉛やヒ素といった聞くだけでも怖くなってしまいそうな有害物質の安全基準値は、水道水に比べて5倍も緩く設定がされています。
有名な水の里などに行って、湧き水をその場で飲んだり、タンクにいれて持ち帰ってすぐに料理に使用したりすれば、それは真に安全なミネラルウォーターという事ができるかもしれませんが、そもそも市販されているミネラルウォーターというものは、殺菌処理を経たり様々な人の手が加わったものですから、純粋な天然水と呼ぶにはちょっと無理があるのは事実です。
確かに塩素やトリハロメタンといった成分はミネラルウォーターには含まれていませんから、どちらの基準が正しくて、どのように考えるかは人それぞれになってくるかもしれませんが、とにかくミネラルウォーターが超安全で、水道水が超危険なものであるという認識は捨てた方が良さそうです。
ちなみに、東京や大阪はさすがにだめですが、名古屋市や静岡市などは水道水がおいしい事では有名な都市です。他にも岡山や広島といった新幹線ののぞみ号が停車する大都市の水もおいしい事では有名ですから、水道水はなかなか侮れない存在なのがわかります。
その辺で売っている活性炭を買ってきて、それをボトルに入れて水道水と一緒に冷蔵庫で冷やして使う方法を長年続けている我が家では、誰もが病気知らずであることも、ここに付け加えておきたいと思います。
飲むと太る水がある?
水を飲むと太るというのが正解なのか、太る水があるというのが正解なのか、これはとても難しいテーマで、時に都市伝説的に紹介がされることもある話なのですが、これはある意味では事実であると言えます。
しかし、医学的には水はカロリーがゼロですから、水を飲んで太るという事は考えられないわけなのですが、水を大量に一気に摂取したり、冷たい水を習慣的に摂取をしていると、太りやすい体質になるというのは考えられない事ではありません。
中国人はビールを冷やして飲まずに常温で楽しむのですが、これも同じロジックです。
冷たい水は身体の内蔵を冷やして、その代謝を悪くしてしまいます。代謝が悪くなると人間は当然、太りやすい方向に体がシフトしていきますから、確かに水を飲むと太りやすくなります。
俗に「水デブ」という言葉がありますが、確かに冷蔵庫を開けて冷たい水をガブガブとやっている人には太っている人が多いことがわかります。
太る水というものは存在しませんが、冷たい水が人間の体を太りやすくするのは科学的なメカニズムでもあるので、気をつけたいものですね。
水にまつわるパワースポットを行こう!
インドに行けば河で沐浴をしている人を日常的に見かけますし、日本人だって神社に行けばまずは手と口の中を水で清めてお参りをしますよね。
水にはそのように「神」と連動する何か霊的なパワーがあると太古の昔から信じられているわけですから、もっともっと水に詳しくなって、水と身近に触れ合えるようにすれば、ストレスの多いビジネスマンも、もっとストレス「レス」になって日々のビジネスライフを送れるようになるのではないかというのが筆者の考えです。
神社仏閣も良いですが、東京にお住まいであれば、目黒の雅叙園、ちょっと足を伸ばせるならば、御岳山などに水にまつわるパワースポットが存在しています。
水場にくれば自然とリラックスできるのは誰もが知っていますが、やはりパワースポットと呼ばれる場所には、より多くの「気」のようなものが集まっていると私は考えています。
人間には遺伝子レベルで「水は全てを清めてくれるもの」という情報がインプットされているものですから、会社で疲れてしまった時には、水を手に持って水系のパワースポットを巡ってみるのも良いかもしれませんね。