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「言霊」には本当に威力がある!発言に気をつけなければならない理由

言葉には魂が宿っている、つまり「言霊」と言われる場合があります。実はこれは本当の話。プラス発言はプラスの結果を生みますし、マイナス発言はマイナスの結果を生むのです。

言葉には魂が宿っているって本当?

「言霊」といって、言葉には魂が宿っているから、発する言葉には気をつけなさいという人がいらっしゃいますが、果たして言葉に魂が宿っているというのは本当でしょうか?

魂は実際に見える訳でもなく、体感するという事も出来ません。ですので、言葉に魂が宿っていると言われても、それを証拠立てて、しかも論理建てて説明する事は出来ないと思われるでしょう。

しかしながら、言葉が持つ力は本当に強いのです。「魂」とまでは言わなくとも、自分や周りに対して強い影響力を持つことだけは事実です。では一体、言葉が「言霊」と言われる程に強い力を持つというのはどういう意味なのでしょうか?

思考は言葉を使っている

人間の思考は、言葉を使います。例えば、言葉を使わずに晩ご飯の献立を立ててみてください。

出来ませんよね?必ず言葉が入ってしまいます。つまり、思考に言葉を使うという事は、言葉の使い方次第で、思考に影響を与えてしまうという事です。

悪い言葉を使って思考をすると悪い思考に、良い言葉を使って思考をすると良い思考になります

ボキャブラリーを増やす、というのは、思考の幅を広げるということに他なりません。その時に悪い言葉を覚えて思考の幅を増やしてしまうと悪い思考の幅が増えますし、良い言葉を覚えて思考の幅を増やすと良い思考の幅が増えます。

更に、脳は主語を認識しませんので、誰かを悪く思ってしまうと、自分を悪く思うのと同じ事になってしまいます。発していない言葉も、思考に影響を及ぼしてしまうのです。

発した言葉は自分に影響力がある

この様な理由で、言葉と思考というのは密接に結びついています。

言葉を口から発すると、それを耳から取り入れて、自分の思考に影響をしてしまうのです。

誰かの陰口や悪口を言うと、その誰かの事を悪い印象で自分にインプットしてしまうだけでなく、主語を認識しないので、自己評価も下げてしまう事になるのです。

言葉を発する事で、他人に対して発したつもりが、実は自分にも影響を及ぼす、という事なのです。

逆に言いますと、人を褒めると自己評価も上がります。綺麗な言葉を発すると綺麗な思考が出来る様になります。

発した言葉は周りに影響力がある

そして、言葉は周りにも多大な影響を与えます。発した言葉が相手の脳に届き、相手の思考にも影響を与えるからです。

実際に「洗脳」という方法もあるようですが、洗脳とまで言わなくても、相手の思考に影響を与える事は、人間心理と相まみえて沢山ある事なのです。

もともとコミニケーション自体がお互いの考えている事のやり取りですから、それを伝達する言葉の影響は非常に大きい訳です。

また、言葉で発した事がひとり歩きをする場合もあります。

自分が発言した事で、身近な人に影響を与え、それが更に他の人に伝達されて広がるケースはありますよね?これは言葉に力があったり、ニュース性のある事を表現したからです。

つまる所、口コミと言われる事です。口コミによって様々な情報が広がりを見せるので、やはり言葉の影響力は多大である訳です。もちろん、文章も言葉ですから、ツイッターやフェイスブックやメールなども言葉の表現方法の一つです。

この様に、言葉の多大な影響力を考えると、言霊という表現も分からなくはありません。本当に魂かどうかは別として、まるで魂が宿っている様な言葉の力は、十分に認識をしておく必要があるでしょう。

その言葉によって誰かに喜びを与えたり、誰かを傷つけたりする訳ですから、慎重に言葉を選ぶ必要があります。

言葉を使っている人、使われる人には、魂が宿っている訳ですから。

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