人生で経験した浮き沈みの激しい人の語る話がより人を惹きつける理由
あなたが面白いと思うドラマやアニメ、映画はどんなものでしょうか?どの物語にも共通しているのが、全てアップダウンがあることではないでしょうか。
ずっと平坦で何のドラマもない物語は見ていてつまらないと思います。これは自分の人生にも言えることで、人の話を聞いていて面白い話はギャップがあったりドラマがあると思います。
人を惹きつける話をする人
「この人の話は聞いていて面白い」という人の話は、大体がギャップがあったりドラマやアップダウンがあると思います。昨日食べたご飯の話よりも、昔の大恋愛の話がある人の話のほうが面白いかもしれません。
これにはメリットが多く、人を惹きつける話が出来る人は人間関係も良くしたり、ビジネスでもドラマのある物語はとても効果的で、セールスにも求められることです。
人前で話す仕事をする人にも欠かせないことですし、またそれを話すことで楽しさも増えるでしょう。そうしたメリットが多いのが物語をよりダイナミックに話すスキルです。
ずっと書くネタに困らない作家の人も、自身の体験を常に追求し続けている人も多く、いつも体験する色々なドラマは見る人を惹きつける物語を書き続けられるようです。
自分はつまらないからもっと魅力的な話が出来るようにならないとという強迫観念から出てくる気持ちではなく、自らもっと面白い話が出来るようになりたいという気持ちでやると、それが出来なくても変に落ち込むこともなく、追求し続けられるのではないでしょうか。
光と影が強い物語
どんな人でも光といえるポジティブな良い経験、影といえるネガティブな嫌な経験のどちらも持っていると思います。その度合いは人によって違いますが、どれだけネガティブな出来事を起こしたくないと思っていても、長い人生の中ではどこかで体験すると思います。
ですが、その幅が大きいほどより人を惹きつける話が出来るのではないでしょうか。たとえばスポーツをしていても、趣味でやっているのかプロを目指してやっているのかでは、感じるポジティブもネガティブも幅が違うと思います。
趣味でやっていればコーチがいてもそこまで怒られることがなく、トレーニングも本格的に行うこともないかもしれませんが、プロを目指しているとコーチに怒鳴られたり厳しいトレーニングを続けたり、感情が大きく揺れる出来事が多いと思います。
ですが、それがあるから勝った時に感じる喜びや充実感も大きくなり、それを聞いている人にも感動や興奮を感じさせるような物語を語ることが出来ると思います。
自らネガティブな経験を大きく感じたいという人はいないかもしれませんが、逆にそれだけ大きなネガティブを経験したからポジティブな経験をした時に大きな感情の動きのギャップが、大きな喜びや充実感などに繋がると思います。
有名人や尊敬される人もこうした物語を持っていて、特に自分と同じところから理想の自分にまで這いあがった経験を持つ人は尊敬されたり共感されることがあります。
ダイエットしたくても痩せられなくてそこで終了した人の話よりも、痩せられなくて頑張ってダイエットしてちょっと痩せたけど、ショックな出来事から20キロも太ってしまい、もうダイエットを諦めそうになったとき、運命的な出会いで自分にピッタリなダイエット法に出会い、それが自分と同じように全然痩せられない人へ希望を与えることもあるかもしれません。
プラスばかりの人生は面白い?
プラス思考は自己啓発でも流行るテーマですが、見過ごされがちなのはプラス思考でい続けられるか、もしくはプラス思考も度合いによって周りにどんな影響を与えるのか、なぜプラス思考になるのかということではないでしょうか。
たとえばサッカーでプロになりたくて練習を始めて、そこからプロになるまで何の苦労もなく筋肉痛もケガもなくやることなすこと全て上手くいったら、それは充実感をもたらすでしょうか。
どんなことでもスムーズにすぐに上達したら、それはそれで面白みもなく失敗をすることがないことから学べることもなければ、味気のない人生になるかもしれません。
もちろんマイナス思考が強く人生を振り回しているようならプラス思考も取り入れてバランスを取ることは大切ですが、辛い気持ちを感じてそれを無理やりプラス思考にしようとすると、かえってマイナスの感情が力を持つことになる場合もあります。
どれだけ凄い実績を出している人でも、その原動力がマイナスの感情を感じたくない逃げの行動であれば、その感情と向き合わないといつまでも自分にとって大事じゃない実績だけの人生になりかねません。
マイナスな気持ちは自分の中でプラスにバランスを取りながら調整をすることで、プラスとマイナスの中間を意識しながら充実した人生を過ごすことは、自分の人生をよりダイナミックに楽しくしていく方法でもあるようです。