二日酔いの予防に使える漢方薬はこれだ!
お酒も適度に飲むならば楽しいですが、二次会や三次会と深酒しすぎると次の日に二日酔いに悩まされます。アルコールを飲むと肝臓で分解が行われますが、その過程でうまれるアセトアルデヒトが二日酔いの原因になると考えられています。
少ない量なら酵素によって分解されますが、生まれつき酵素が少ない人や分解できる量を超えて飲みすぎると、吐き気、むかつき、頭痛などの症状が起きるわけです。
二日酔いの対策は睡眠と水分の補充が鉄則ですが、二日酔いの予防には漢方薬が有効な場合もあります。ここでは二日酔いの予防に有効とされている漢方薬を紹介します。
体力がある人におすすめの漢方薬
体力があって顔がほてりやすく不眠傾向のある人におすすめなのが三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)です。この漢方薬は便秘や不眠症。胃の不調から高血圧の予防まで幅広い用途でつかえる漢方薬です。特に体力があって赤ら顔の人が毎日飲んでいるうちに二日酔いにならなくなったという報告があるくらい効果が高いです。
体型や体力も普通の人向けの漢方薬
とりたてて虚弱ではないけれど、体力があるわけではない人には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)がおすすめです。この漢方薬も使い道が多くて自律神経失調症やアレルギー性皮膚炎。高血圧や不眠などの症状がある人にも使われます。飲み会の前に飲んでおくと良いでしょう。
虚弱な人向けの漢方薬
体力がない人におすすめなのが、五苓散(ごれいさん)です。この漢方薬は吐き気や嘔吐、下痢や消化不良に優れた効果を発揮します。また、体型や体力が普通の人でも効果が期待できるので、二日酔いの症状で吐き気がつらい人はお酒をのんで休む前に服用するのも良いでしょう。
漢方薬・睡眠・水分補給の3つをしっかり行って二日酔いを乗り切ってくださいね。