犯罪に遭遇してしまったら、どうやって身を守る?
安全と水はタダと思われていた時代もあったのですよねぇ。いつの間にか、ニュースでは多くの犯罪が流れるようになり、私たちの生活に近いところでも犯罪が起きることがあり、遭遇してしまう可能性も増えてきました。
ここでは犯罪に遭遇しないために、ではなく、遭遇してしまったらどうするか、という話です。
強盗など金銭目的の場合
注意するポイントは三つです。
2.犯人の目的は金銭のみであり、基本は人を傷付けるなどのリスクは踏みたくない、と思っている場合が多いので、余計な挑発をしない。
3.犯人は金銭を取るときより、逃げるときの方が危険、相手は金銭を取った後は逃げたい一心ですからね、邪魔するものに手段を選びません。
この三つを考慮するだけで、遭遇した時の危険度は大きく減ります。例えばコンビニ強盗に遭遇した場合、1で犯人が単独で刃物やバットなどを持っていた場合は、届かない位置関係にいればよいし、単独なら店から出て助けを呼ぶこともできます。
もし、銃などを持っていたら、犯人と自分の間に、商品棚を挟む位置関係にいることで、危険度を小さくすることもできます。
重要なのは2です。犯人が弱そうと思っても抵抗するのはやめた方が得策です。実際強盗と遭遇して犯人から暴行を受けた、というのはほとんどの場合、金銭を出すのを渋ったり、抵抗したりしたり、言葉で挑発したりした場合で、おとなしくしていれば暴行を受ける危険は小さくなります。
また、金銭を取れば犯人は逃げることを考えますが、3に書いたとおり、逃走方向を塞がれた場合、犯人は手段を選ばなくなることが多く、殺人に発展してしまうこともあります。英雄的行為は非常に危険なのです。
逃げた後で、迅速に警察に通報し、犯人の特徴を覚えておくだけで十分です。不幸にも、路上で強盗に出会った場合も同様です。抵抗せず、犯人に早く離れてもらうようにすることが自分の身を守ります。
犯人が暴行目的の場合
注意するポイントは二つです
2.周りに第三者がいるかどうか?
実は相手が暴行目的の場合、あなたが持っているお金なら、抵抗せずに渡せば犯人はすぐにその場を離れるのですが、あなた自身が目的の場合、暴行が終わるまで犯人は去らない事になります。
つまり、従順になれば、やられてしまうし、と言って抵抗するともっと状況が悪くなるかもしれません、1で相手の危険度を見た後、ポイントになるのは2の周りの状況です。
仮に街中で因縁をつけられていた状態だったとします。初期の段階で、大きな声で周りの人に助けを求めるのは非常に有効です。
なぜ初期というのかというと、犯人も最初はあなたの出方を気にしていて、大丈夫やれると思った段階で、「騒ぐと殺すぞ!」とかいう言葉が出たりするのですね。
これは、犯人自身の約束事のようになっていて、この言葉が出た後大きな声を出したりすると、「だから言ったじゃないか」と、本当に刺したりしやすくなる心理があります。
したがって、そういう言葉が出る前に、あなたがパニックになったように大声で助けを求めると、約束事が出来る前ですから、とても因縁つけられる状況でないと判断、逃げる傾向があります。
また、大声で助けを求めることで、周りの人も応援をしたり、警察へ通報しやすくなり、それが犯人に伝われば危険度を大きく下げる事になります。
また、暴行された場合、身を守るに徹し、反撃はしない事です、あなたもテンションをあげてしまうと、両成敗のケンカとして思われてしまうことがあります。
身を守る二か条
2.ヘンに強がって抵抗せず、徹底して「かわいそうな被害者」を演出すこと。
この二つに注意していれば、警察は必ずあなたの味方になってくるので、その場で解決しようとせず、とにかく被害最小限、犯人は後で警察に任せる。これが、身を守る最良の方法です。