ああどうしよう、二日酔い!職場に行く前に出来る二日酔い対策とは
働くビジネスマンにとって、たまの飲み会やお酒というのは一日の苦労をねぎらうために欠かせないものですよね。
お酒の強さは人によって違うものの、それぞれ自分の好きなお酒を自分に合った量で楽しむことで、食事を多いに盛り上げています。
居酒屋など外食でお酒を楽しむこともあれば、予算を考えて自宅で一人晩酌をするのが楽しみという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、いつもいつも楽しいだけとはいかないのがお酒の難儀なところです。ついつい興が乗ってお酒を飲み過ぎてしまった。取引先や上司など目上の人に飲みに連れていかれてしまったので、気がつけばお酒を過ごしてしまった。
そんなふうにした次の日は、猛烈な後悔と共に二日酔いに苦しむことになってしまいます。気持ちが悪い、頭が痛い酒臭い。しかしそれでも仕事に行かなければならないのが悲しいビジネスマンの現実です。
朝起きた時に二日酔いで苦しい、そんな時に出来る二日酔い対策をご紹介いたします。
何はなくとも水分補給
お酒というのは、口から飲んで胃や腸へと入っていきます。その結果アルコールはは吸収された後、肝臓に運ばれ、そこで無害な水素に分解されていくのです。しかし、この時同時にアセトアルデヒドという物質も生まれてしまいます。
このアセトアルデヒドというのが二日酔いになる、そして酔っ払う原因なのです。肝臓のアルコール分解能力が大きい人は、さらにここからアセトアルデヒドを分解して酢酸と水素にしてしまいます。
しかし限界量を越えてお酒を、つまりアルコールを摂取してしまうと、肝臓がアセトアルデヒドを処理できなくなり、血液中にこのアセトアルデヒドがたくさん回ってしまうのです。
アセトアルデヒドが体中をめぐることで頭痛になったりするという訳です。
お酒というのは、基本的に利尿作用や脱水症状を引き起こす作用を持っています。お酒を飲むと心拍数があがり、体温も上昇しますよね。そうすると口呼吸になりますし、たくさんトイレに行くのでどんどん体内水分量が減っていってしまうのです。
人体はその多くが水分によって出来ています。お酒を飲むと水分が減った状態になっており、しかも減った水分の変わりにアセトアルデヒドが猛威をふるっているのです。
濃すぎるスープを飲むことが出来ないように、濃縮された状態では体調が戻ることはありません。丁度良い濃さのスープにするためには、まず水分を取ることが重要なのです。
人間が一度に吸収することの出来る水分量はおよそコップ一杯分、200ml程度でしかありません。ですが、出来れば何杯か続けて水を飲みましょう。
アルコール分解を促進してくれるグレープフルーツジュースを飲むのも効果的です。何より、水分を取ることでアルコールによって消耗している喉や口の中を整えることが出来ます。
熱いシャワーを浴びる
アルコールの分解は、肝臓でしか行われません。ただ、アルコールというのは汗や尿といった経路を通って排出されていきます。
お酒臭い時、アルコールが残っている時は起きてすぐに熱いシャワーを浴びましょう。そうすることで気分もしゃきっとしますし、何より飲んでいて体についたお酒臭さというものを落とすことが出来ます。
同時に歯磨きも念入りにしてしまいましょう。口の中にアルコール臭が残っていると、それだけで気分が悪くなってしまいます。シャワーで汗をかいてアルコールを体外に排出し、口の中も綺麗にすることでアルコール臭さを何とかする。それが朝シャワーの効果なのです。
また、シャワーを浴びることで目が覚めます。ぼんやりとしたまま仕事をするわけにはいきませんので、気分転換のスイッチともなるシャワーが有効なのです。
湯船に浸かるよりもシャワーの方をオススメします。お酒を飲んで水分が枯渇している状態ですので、きちんと水分補給をしていない汗をかきすぎて脱水症状になってしまうことがあるからです。
シャワーから出たらお水を飲みましょう。
肝臓に良いものを食べる
アルコール分解をするのは肝臓です。ですので、少しでも早くアルコールを抜くためには、肝臓機能を高めてくれる食べ物を食べましょう。
一番オススメなのはしじみの味噌汁です。しじみには肝臓の機能を助けてくれる栄養がたくさん入っていますし、味噌は塩分も高いので、ミネラルも補給することが出来るからです。
また、二日酔い対策として販売されている各種のドリンクを飲むのもオススメです。二日酔いを何とかするためには、肝臓を助けるような栄養をたくさん摂取する、汗をかいて汗をかいた分だけ水分を補給する、という方法が最も効率が良いのです。
栄養剤を点滴で打ってもらう
これは最終手段です。どうしてもアルコールを抜く必要がある時は、出社前に病院に行って栄養剤を点滴で打ってもらいましょう。血液にそのまま吸収されるため、比較にならないスピードで体が元気になります。
二日酔い対策をしましょう。