ヒットする映画やアニメに共通するストーリーの流れとは?
あなたが好きな映画、漫画は何でしょうか?今は大人でもアニメにハマってしまうほど、深くて面白いものもあります。また、仮面ライダーのような子供が見るようなものでも、熱狂的な大人のファンがいたり、今の生活に必要不可欠な人もいるのではないでしょうか。
そして、よく見てみると大ヒットするような映画や漫画のストーリーは、どれも似ていると感じたことはありませんか?もちろん、登場人物や細かい設定は全然違いますが、その大まかな流れには共通点があるのではないでしょうか。
人は神話に惹かれる?
全ての人の人生には同じような流れがあるとされています。それは、試練と成果が交互に来るというものです。一生懸命仕事をしたら稼いだお金で欲しいものが買える。こういう生活の人も多いのではないでしょうか。
それは仕事だけではなくスポーツや恋愛、趣味などでも同じことが当てはまり、苦労の末良いことが得られるというものがあります。そして、ヒットする映画や漫画はこうした神話に基づいて作られているといわれています。
神話とは、その名の通りずっと安定した人生や不安定なままの人生ではなく、試練がありそれを乗り越えることで成果につながるというストーリーの流れです。
神話の流れ
アクション映画や漫画だけではなく、恋愛映画や漫画でも神話の流れが使われています。たとえば、好きな人が見つかった、告白した、成功した、それからずっと幸せになったというストーリーは見ていてもつまらないと思いませんか?
ではなく、好きな人が見つかった、でも自信がない、思い切って告白した、フラれた、そこからもっとアプローチをするようになって、相手の意識がだんだん変わっていった、そうした辛い体験をした結果、付き合うことが出来た、という試練を乗り越えた末手に入れた理想の結果というストーリーのほうが興味がありませんか?
アクションものはもちろんこうした流れが使われていて、未熟な主人公が人生を変えるような出会いをし、そこからだんだんと強い敵に会い、戦い倒し倒されを繰り返し、さらに強い味方ができ、どんどんその流れを作っていくというものです。
なので、レパートリーが無限のストーリーはいつまでも敵を増やし続け、いつまでも技や見方も増やし続けることが出来ます。そんな単純なことか?と思われるかもしれませんが、その中に作者の思いや名言、神話ならではの感動や興奮が混ざることで、素晴らしいストーリーが完成するといえます。
共感してもらいやすくなる
神話がこれだけ人気があるということは、それだけ共感している人がいるということです。つまり、共感してもらいたい場面でも神話が使えるということになります。たとえば、初めて会った人と信頼関係を作る時、これは生活でも仕事でも使えるでしょう。
また、商品販売の時も神話を上手く使って成功している企業も複数あるようです。そして、どんな人も神話を通して生きてきたということを考えると、共感してもらえるストーリーを誰もが持っているということです。
周りの人の会話を聞いて、共感出来る話をして仲良くなっている人がほとんどでしょう。共感してもらうことが出来る人と出来ない人では、理解し合える信頼関係が得られるかどうかの大切なポイントではないでしょうか。
ゲームを見ても、やはり人気があるものは神話の流れで出来ているようです。大人気のロールプレイングゲームはこれ以外の流れはないといえるほど、神話の流れで作られています。
逆に神話の流れで出来ていないゲームもあるようですが「あまりパッとしない」「よく分からない」といった感想があるようです。どんどん成長させていき、新しい発見や展開があるからこそ、次が気になってやめられなくなる、人生もそのように出来ているようです。
安定を求めている人にやってくるのは退屈という気持ちで、これがもっと自分のやりたいことを追求したほうがいいというサインかもしれません。自分が本当にやりたいことというのは、終わりがなく、生まれ持った才能が続く限り追求し続けられるようです。
だから、神話の流れが人間にとって面白く、自分の人生もその流れで進めていくことが、本当の充実感が得られるようです。
あなたの才能は何でしょうか?その才能をどのように活かしていきたいのでしょうか?それをサポートしてくれる味方は誰でしょうか?成長させてくれる試練は何でしょうか?こう見ていくと、ゲームと変わらないと感じるかもしれません。自分の才能を活かした人生にすることが、人間にとって最高の楽しみかもしれません。