逆境に立ち向かう秘訣!それは笑顔を作ること
苦しいときこそ笑え!
逆境とは苦しいときです。我慢のときです。明けない夜はないとわかっていて、いつかその苦しみが去る、そうわかっていても絶望的な気分になってしまいますよね。さて、逆境にいるときあなたはどんな顔をしているでしょうか?
いちいち確認したことはないにしても、間違いなく明るい顔をしているわけではないでしょう。しかし、逆境にいるときこそ「笑う」という行為が非常に重要になってくるのです。
辛い……苦しい……逃げ出したい……そんなときだからこそ、無理やりにでも笑ってみせる必要があるのです。
逆境に潰されるか、抗うか
逆境とはすなわち、向かい風のようなものです。それに対峙したき、あなたにはふたつの選択肢があります。
風が収まるのをやりすごすために一旦家に帰るか、もしくはそのまま逆風の中を果敢に突き進むかということです。
文字通り道を歩いているときならばどっちでも構わないかもしれませんが、現実的な意味での逆境からすぐに逃げてしまうことはあまりおすすめできません。確かに、向かい風に立ち向かうことは非常に難儀なことです。
ですが、逃げた先でまた自分にとって不利なことが起こったとき、同じようにすぐに逃げてしまっては居場所はどこにもなくなってしまいます。
風の吹くまま気ままに……という生活ができる時代はとうの昔に終わっているのです。
ですから、逆境には何があってもまず立ち向かわなくてはなりません。苦しくても、辛くても、やはり男には為さねばならぬことがあるのです。
とはいえ、無策で逆境に挑むことは避けたいもの。そこでおすすめなのが、「とりあえず無理にでも笑ってみる」ということなんですね。
笑うって何?声でも出せばいいの?
笑うということは、声を上げてガハハ、とかオホホ、とかニコニコとか色々な意味がありますが、逆境に立ち向かう笑みはなんといってもぐいっ、と口角を上げた大胆不敵な笑み。声を出す必要はありません。
この、口角を思いっきり上げる笑みですが、ハタから見ていたらちょっとアブナイ人に見えるくらいがベストです。
もちろん人に見せる必要はありませんが。漫画的に描くと三日月のような、歯がギザギザしているようなイメージを持つと作りやすいでしょう。
辛いときには是非こういった笑みを作ってみてください。すると、驚くくらいに気持ちが前向きになり、立ち向かう勇気がモリモリと沸いてくること請け合いです。
では、どうして笑顔を作るだけで気分が前向きになるのでしょうか?
不敵な笑みがもたらす効果とは
笑っただけで気分が前向きになるには(ちょっといきすぎると攻撃的にもなりますが……)、もちろんキチンとした理由があります。
まず、顔全体にある表情筋は全て連動しています。例えば目をぎゅっと瞑ってみてください。こうすると、絶対に頬の肉がぎゅっと上がりますよね。
また、当たり前のようですが、眉を思いっきり上げると目も引っ張られて開くことも表情筋の連動です。
さて、では口角をぎゅっと上げるとどうなるでしょう?やっていただればわかりますが、きっと目がぱっちりと開いたかと思います。
では逆に、口角をだらしなく下げてみるとどうでしょうか。目じりが下がり、ちょっと情けない顔になったのではないでしょうか。
このように、顔というものはその一部分を動かしただけで他の部分にも連動する性質を持っているのです。
そして実は、自信がないとき、逃げたいときの表情というのが、この「口角を下げたときの表情」なんですね。
試しにこの表情を作ってみると、どことなくダル~い気持ち、覇気のない気分になってきませんか?
逆に口角を上げたときの表情とは、嬉しいときやテンションの高いときの表情です。目がぱっちりと見開かれているので視界もバッチリ良好です。
つまり、無理にでも笑うことは、擬似的に良調子のときの表情を作ることで、精神的に調子が良いと勘違いさせる、という効果があるのです。
どんなに苦しくてもまず笑顔!
無理にでも笑うことはひとりのときにも、もちろん効果を発揮しますが、なんといっても第三者がいるときにこそ、その威力を発揮します。
想像してみてください、あなたが辛い状況に立たされているとき、あなたの側で励ましてくれる人がいたとします。その表情があなたと同じように曇っていたらどう思いますか?
きっと、少し不安になってしまいますよね。このように、表情というものはまわりの人の心にすら影響を与えるものです。
あなただけではなく、複数人で逆境に立たされるときもあることでしょう。そんなとき、無理にでも笑うことでまわりの人も前向きに、そしてあなた自身からも力が沸いてくるのです。
その笑顔はちょっと歪んでいるかもしれませんし、ガチガチになっているかもしれません。それでも、情けない顔をしているよりはずっと良いものです。
逆境にいるときこそ、笑う。是非実践してみてください!