立て続けの飲み会も怖くない!?胃腸には大根が効果抜群!
連日の飲み会で身体が限界
大人になると飲み会を断ることも難しいですよね。友達同志ならばともかく、いわゆる「大人の付き合い」から逃れることはなかなかできません。
付き合いが悪いやつと思われるわけにはいきませんし、ドンチャン騒ぎだけではなく重要な仕事の話も絡んでくるのが大人の飲み会というもの。
しかし、ウコンドリンクなどを飲んでも次の日が辛すぎる、いう方もけっこういるようです。
ひどい方になると「酒を飲んだ次の日は首を切り落としたいくらい痛い」とか「朝は便器にかじりついている」とか「単なる二日酔いですまないくらい身体中が痛い」なんて方もいるようです。
二日酔いというと頭痛や一番有名ですが、もちろんそれだけではありません。吐き気と頭痛、そいて肩こり……「ウコンはちゃんと飲んでるのになんで!?」と八つ当たりしたくなってしまう気持ち、痛いほどよくわかります。
ウコンは確かに二日酔い防止には有効です。それは肝機能を強化し、毒性のあるアセトアルデヒドに変質したアルコールを速やかに分解してくれるのを助けてくれます。
でも、それだけでは連日の飲み会に対応することは心もとないもの。そこでおすすめしたいのはありふれた野菜、大根なんですね。
大根に含まれる酵素、ジアスターゼ
「ジアスターゼ」という言葉を聞いたことはありませんか?ジアスターゼはいわゆる「消化酵素」のひとつで、大根に多く含まれるものなんです。
胸やけなどを防ぐことから胃薬にも配合されているものなんですね。また、脂っこい焼き魚や焼き肉に大根おろしが添えられているのはこのジアスターゼが含まれているからです。
結論から言えば、大根を食べれば二日酔いになりにくくなる、ということなんです。
「でも、どうして胃腸と二日酔いが関係あるの?肝臓関係ないじゃん」という疑問はごもっともですので、次は胃腸と二日酔いの症状の関係を説明したいと思います。
知らなかった!二日酔いとコリの関係
肝機能を強くすれば二日酔いになりにくいということは確かに正しいです。ですが、それだけでは不十分なんです。
というのも、お酒はそれだけで胃を荒らすことがあるのです。ですから、いくら肝臓が強くでも胃が弱ければ胃酸が多くですぎてしまい、結果として嘔吐してしまうこともあります。
また、実は二日酔いにまつわる肩こりは胃腸に密接に関係しているのです。胃が荒れるということは、つまり胃が腫れてしまうということ。
しかし、腫れるのは胃だけで終わらせられる話ではないのです。どういうことかというと、「実は胃と肩は連動している」んですね。
正確に言えば、胃が腫れ上がると背中の神経を圧迫することになります。その神経は肩や首に繋がっていますので、胃腸のみならず、通常の肩こりとは違った痛みが首や肩をパンパンに張らせてしまいます。
胃腸があまり強くない方は飲み過ぎると首や肩が痛くなってしまうんですね。だからこそ、胃腸を強化することは二日酔いにまつわる肩こり、嘔吐の予防に効果的なのです。
そしてそれをサポートしてくれるのが大根に含まれるジアスターゼというわけです。身体のメカニズムは意外なところで繋がっていますが、わかってしまえば後は実践あるのみです!
ジアスターゼの注意点
そんな便利なジアスターゼですが、「加熱すると壊れる」という特性があります。なので、煮物の大根を食べても消化酵素の働きは期待できません。
付け合わせとして大根おろしが添えられている理由はこんなところにもあったんですね。
大根を美味しく食べるには?
ジアスターゼの効果を大根から得るためには、生のまま食べる必要があります。
もっともポピュラーな食べ方としてはやはり大根おろしなのですが、これほどすりおろし方によって違いがでる食べ物もそうありません。自分でおろすとヘンに辛かったりして美味しくない、なんて経験はありませんか?
大根を美味しくおろすためには焦ってはいけません。上から力をかけてガシガシとやってしまいがちですが、ゆっくりと円を描くようにおろすと水っぽさを防ぎ、ふんわりとした白雪のような美味しい大根おろしを作ることができます。
また大根はいわゆる「しっぽ」の方は辛みが強いので、嫌いな方は「首」の方が使うと良いでしょう。
また、浅漬けもおすすめです。コストを安く抑え、なおかつ美味しく作るためには塩昆布が良いですね。
ビニール袋に塩昆布と大根、あとはキュウリなどを入れシャカシャカと振るだけで手軽で美味しい浅漬けの出来上がりです。
いかがだったでしょうか。連日の飲み会で身体がバテている方はひょっとしたら肝機能ではなく、胃腸の方に問題があるのかもしれません。
そんなときには大根の力、ジアスターゼを食生活に取り入れてみることがおすすめですよ。