中年注意報！自分の意見が常に正しいと思い始めたら要注意です！

最近の若者は・・・というような言葉が出てくるようになっていませんか？確かに、電車の中でのマナーや化粧の仕方から、なんだそれはっ！と思うことなども沢山あるでしょうが、我々の頃もそう言われていましたし、そのずっと前から言われ続けてきたことでしょう。

どの世代にしても、光と闇のような部分はそれぞれあるのかもしれません。最近の若者は・・・というのが本当に懸念するように続いてきたとしたら、人類はとっくに死滅していることでしょう。

同じ世代であっても、最近の若者は・・・という印象をくつがえすような存在が頑張った結果かもしれませんが。

憂う気持ちはわかりますが、側面だけを見て全体がそうだと決めつけてしまうのは如何なものでしょうか？若者に迎合したほうがいいという訳ではありません。自分がコレだ！と思うことは、絶対にそうだ！という考えになっていないでしょうか？

自分は常に柔軟な思考だと思っている人でも、中年になるといつのまにか自分でも気づかないうちに頭が固くなっていくものです。

経験の結果だという人もいるかもしれませんが、この世に絶対というものはないでしょう。いや、この世に絶対というものは無いという言葉だけが絶対かもしれません。

自分はまだまだ頭は柔らかいからと思っている人は、自分の意見を否定された時に自分でも間違いだと気づいたとして、素直に相手の意見を受け入れるということができるでしょうか？

違う理屈をもってきたり、相手の別な不備を指摘してごまかしたりすることはないでしょうか？

歳をとると、どうしても素直な気持ちになれないという人も多いようで、特に年下の人間に頭を下げるということに対して、これまで築いてきた自尊心が邪魔をするらしいです。それが、例え自分側に非があったとしても・・・

ごめんとか、すまなかったという気持ちがあったとしても、それを言葉として出すのが難しくなったという感が少しでもある人は、かなり頭が固くなっているかもしれません。

素直さが無くなって、意固地な部分が大きくなったという事は、自分の意見を曲げづらくなったということにも繋がりますから。

そうなってしまいますと、自分の意見は常に正しい！という思いが強くなってきている証拠ですので、自分でも気づかないうちに頭の固い分からず屋に限りなく近づいているのでしょう。

これから何とかできないか？と思う人もいるかもしれませんが、頭を柔らかくしようと思えば思うほど逆効果になる場合もあります。

長い年月をかけて経験も含めて固くなった頭の場合は、失った素直な心というものを取り戻さないと、ドンドン固くなるだけかもしれませんよ。