> お金・投資 > 借金地獄から脱出したい!借金を返せないときの対処法をご紹介

借金地獄から脱出したい!借金を返せないときの対処法をご紹介

「借金地獄」や「借金まみれ」の状態になると、自力で返済していくのはとても厳しくなります。

返済できなくなり滞納が続くと、債権者は裁判を起こし、最終的に差し押さえまで進んでしまいます。

借金地獄から脱出するためには、適切な解決方法で早めに対処することが重要です。

ここでは、借金地獄に陥る原因や滞納したときの流れ、借金地獄から脱出するための方法などについて解説します。

借金地獄とは?陥りやすい人の特徴や原因

借金地獄とは、借金が積み重なり、返済が苦しくなる状態を指します。主に次のような状態です。

  • 複数の業者から借入している
  • 返済しても元金が減らない
  • 生活が苦しくて滞納しそう

貸金業者や銀行から借入すると必ず利息が付きます。借入先が増え、借金が多額になると、それだけ利息も増えます。借金地獄に陥ると、毎月利息だけを返済しているような状態が続き、生活が苦しくなります。

計画性のなさや収入減…借金地獄に陥りやすい人の特徴は?

  • 計画性のない人、浪費癖のある人
  • ギャンブルや買い物など、何かに依存しやすい人
  • 低収入の人、リストラなどで以前より収入が減った人
  • 収入に見合わない生活をして見栄を張る人

これらに当てはまる人は、借金地獄に陥りやすいです。特に、計画性のない人が無計画に借入すると借金地獄に陥る可能性が高いです。

出費の増える30~40代は要注意!借金地獄に陥る原因は?

借金をするきっかけはパチンコやギャンブルといった浪費だけでなく、生活費や教育費、医療費などの出費が原因となることも多いです。

特に30~40代は、住宅ローンや子どもの教育費、家族の介護費など、出費が増えがちです。20代に比べて収入が増える分、借入枠が増えて借金しやすくなり、借金地獄につながりやすい年代です。

借金を返せないとどうなる?このまま借金地獄が続いたときの結末

このまま借金地獄が続くと、どうなるのでしょうか?滞納すると、次のような流れで進んでいきます。

  • 電話やメールでの督促
  • 督促状が届く
  • 一括で返済するよう請求される
  • ブラックリストに載る
  • 債権者が裁判を起こす
  • 裁判所から訴状が届く
  • 差し押さえ

滞納したからといっていきなり差し押さえられるわけではありません。滞納の初期段階で適切な対策をすれば、差し押さえは回避できます。

適切な対策とは?借金地獄の正しい解決方法

借金地獄を解決するための適切な対策は、次の4つです。

  • 滞納する前に借入先に連絡する
  • おまとめローンを利用する
  • 過払い金返還請求をする
  • 債務整理をする

滞納しそうになったらその時点で借入先に連絡するのが得策です。

遅れる理由を正直に言うことで、期限を延長してくれるなど、柔軟に対応してくれる業者もいます。

借金が多額でない場合は、おまとめローンを利用するのもよいでしょう。

複数の借入先を1つにまとめ、借金を一本化することで利息を減らせます。

また、2010年以前から借入している方は完済している方も含めて、過払い金が発生している可能性があります。

取り戻せれば借金の返済に充てることができるので、心当たりのある方は早めに専門家に相談して調査してもらいましょう。

債務整理で合法的に借金を解決しよう!

おまとめローンや過払い金請求で解決が難しい場合は、債務整理を検討しましょう。債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法があります。

借金の状況や返済能力など、人によってベストな方法は異なるため、まずは弁護士や司法書士に相談してアドバイスをもらいましょう。

任意整理・個人再生・自己破産のメリット・デメリット

それぞれの特徴は次のとおりです。

方法 メリット デメリット
任意整理 債権者と直接交渉して、
利息のカットや返済期間の延長について決める方法。
減額された借金を3~5年で返済していく。
・裁判所を通さないので
手続きが比較的簡単
・債権者を選択できる
・ブラックリストに載る
個人再生 裁判所を介して、
借金を5分の1~10分の1に圧縮し、
3~5年で返済していく方法。
・借金を大幅に減額できる
・マイホームを維持できる
・借金の理由を問われない
・手続きに時間や費用がかかる
・官報に個人情報が載る
・ブラックリストに載る
自己破産 裁判所を介して、
借金をゼロにする方法。
・借金の返済義務がなくなる ・家や車などの財産を失う
・借金の理由を問われる
・一部の職業に制限がかかる
・官報に個人情報が載る
・ブラックリストに載る

任意整理は、債務整理の中で最も利用する人が多い手続きで、対象を選べるため、保証人付きの借金などを除外して手続きできるのが魅力です。

他の方法に比べて減額率は低いですが、生活への影響が少ない方法です。

個人再生は、住宅ローンを残したまま手続きできることや借金の理由を問われないことが魅力です。自己破産は、多額の借金でもゼロになるという大きなメリットがある反面、財産を処分されるなどデメリットも大きい方法です。

個人再生と自己破産はすべての借金が対象となるため、保証人付きの借金がある場合は、保証人に迷惑がかかるのが難点ですが、大幅な減額や免責によって借金地獄からは確実に解放されるでしょう。

債務整理を行うと共通して起こることや費用について

債務整理に共通するメリットは、債権者からの取り立てをストップできることです。

債務整理を弁護士や司法書士に依頼すると、債権者には受任通知が送付されます。受任通知を受け取った後の取り立ては法律で禁止されています。

一方、共通するデメリットは、5~10年間ブラックリストに載ることです。

ブラックリストに載っている間は、クレジットカードやローンの利用ができなくなります。ただし、その期間を過ぎれば再び問題なく利用できるようになります。

また、債務整理はまとまった費用がなくても行えます。分割払いを利用したり、収入要件を満たせば法テラスに立て替えてもらったりできるので、費用面の心配はいらないでしょう。

これをやっても借金地獄から脱出できない!

借金地獄に陥ったら誰でも早く抜け出したいと思うはず。しかし、借金を減らしたくてもやってはいけないことがあります。

  • 債権者からの催促を無視
  • 返済のための新たな借入
  • クレジットカードの現金化
  • 闇金から借りる

この4つはどれも、逆に借金を増やしてしまうリスクがあります。

滞納したときの督促の電話には必ず出て、誠実に対応しましょう。返済金を工面しようと他の貸金業者から新たに借金をしてもさらに借金が増えるだけです。クレジットカードの現金化は、見つかると強制解約となり、法律にも引っ掛かります。

借金を返せない状態が続くと、最終的にどこの貸金業者からも借入できなくなってしまいます。闇金なら貸してくれますが、利息が高すぎてますます返せなくなり、取り立ての際に暴言を吐かれたり嫌がらせされたりします。

借金返済のコツはを紹介!現状を把握して生活を見直そう!

借金返済のコツは、返済計画をきちんと立てて計画通り返していくことです。

「今自分がどれだけ借金を抱えているのか」「あといくら返せばよいのか」を明確にしましょう。そして、「なぜ借金を返せないのか」原因を突き止めましょう。

副業などで収入を増やしたり、固定費を削減したり、生活を見直すことも大切です。余裕のある月に多めに返済するなど、利息を減らして完済を早めるのもコツです。

早めに弁護士や司法書士に相談して、借金地獄から脱出しよう!

借金問題は放置すると状況は悪化していく一方です。できれば借金地獄に陥る前に対処したいところです。

借金の返済が苦しくなり、自力で返すのが難しいと感じたら、借入先に連絡し、早めに弁護士や司法書士に相談しましょう。

法律事務所では借金に関する相談を無料で行っているところが多いです。一人で悩まずに気軽に利用してみましょう。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ