ボールペン…それはとても便利でこっそりと進化し続けている道具!
普段から何気なく使っている道具、それが偉大な発明で、ものすごく便利なのもだと気が付く事って、なかなかないと思います。 でも、そんな便利な道具を発明してくれた人がいるから、現在の生活が楽になっているのです。
そんな普段から何気なく使っているけど便利な道具があります。
それは……ボールペンです。
ボールペンがどれだけ便利か……それは、学校の授業で書道をやると気がつくかもしれませんね。ボールペンのような筆記用具がない時代には、ほとんどが筆と墨汁などのインクで書いていました。
書道で経験していると思いますが、筆に墨汁をつけて文字を書くと、そんなに何文字も書けるわけではありません。そのたびに筆に墨汁をつけて、次を書き始めます。
もちろん、墨汁を使っているならまだしも、墨と硯で墨をする場合には、さらに時間がかかり、それも長く大量に書けばすぐになくなってしまいます。
現代とは違い、それほど文字を書く事はなかったかもしれませんが、それでも文字を書くのは大変なことだったはずです。
それを便利にしたのが、ボールペンです。もちろん、それ以前に鉛筆なども発明されていますが、それだってボールペンに比べれば書ける量には差がありますし、鉛筆の場合にはインクとは違い、耐水という長所はありますが、摩擦などで消えてしまう事があります。
さて、そんな便利なボールペンですが、どうやって字が書けるかご存じでしょうか?
ボールペンは、その先端にその名が示すように、ボールが付いています。ボールの大きさは1.2mm程度で、材質は大抵の場合はセラミックなどで出来ています(合成樹脂で作られているものもあるようです)。
そして、そのボールが回転する事によって、内部に入っているインクが出てきて、そして紙などにインクをつけていきます。
そんな細かい部品のあるボールペン。昔は、ボールとペン先の間にインクが乾いて付いてしまい、書けなくなってしまう事が多々あったようです。その対策として、ボールペンの先端を火で熱する事によってインクを溶かして使えるようにするという方法があったようですが、この方法では、熱しすぎるとインクがさらに固まってしまい、どうにもならなくなってしまう難しい方法だったようです。
実際に試してみて、ボールペンを完全に使えなくした事があるのではないでしょうか?はい、私もやったことがあります。
そんなボールペンも、少し前に大きな変化がありました。ゲルインクボールペンの出現です。これによって、書き心地が違い、さらに比較的水に強いというボールペンが生まれました。もっとも、使う場所によっては、それでも従来のボールペンのほうが有効な場合もありますので、用途に応じて使いたいものですね。
今後も色々なボールペンが出て来るのでしょうか?
新しい文房具は色々と使ってみるのも楽しいので、色々と試してみると、普段の大変な仕事も少し楽しくなるかもしれませんよ。