愛らしい動物で心が癒されるアニマルセラピーの効果とは?
心を癒すセラピーというものは沢山ありますが、動物によって心が癒されるアニマルセラピーもその一つです。ただ動物を過ごすだけで心が癒されるなんてそこまで意識している人はいないかもしれませんが、今では色々な病気に対してもアプローチされている方法でもあるようです。
動物は人間の相棒!?
動物といっても人間に対して凶暴な野生の動物もいますが、そのどれもが弱肉強食の世界で生きている動物で、その世界から安全な人間界で過ごすようになった動物は、穏やかになるようです。
ネコやイヌでもとても人になつくものから、全然近寄らないものまでいますが、どちらも安心感を感じられれば心の距離を縮めることが出来るのでしょう。
ライオンやヘビなど野生にいたらとても近づけないようなものでも、人間と一緒にいてしつけされた動物なら、人間を全然襲わないものもいます。
ですが、そもそもなぜ人間は動物を見ると心が癒されるのでしょうか。ネコやイヌ、ハムスターなど愛らしい動物が好きで好きでたまらないという人もいます。
もし、どちらも好きという感情が出てこなかったら別ですが、これほどまで人間と動物がつながりあえるのも興味深いことです。もちろん、動物が嫌いな人もいるので全ての人に当てはまるとはいえませんが、アニマルセラピーというものがあるくらい人の心を癒す力を動物は持っているといえます。
アニマルセラピーの効果
では、実際にアニマルセラピーではどういう効果が出ているのでしょうか。アニマルセラピーの一番最初といえるのは、乗馬療法といわれるもので、戦争で傷ついた兵士がリハビリを行うために馬に乗っていたということがあったようです。
乗馬は神経障害に有効ということが分かり、それから有効的に活用されているようです。盲導犬はセラピーというより目が見えない人にとっては欠かせない大切な存在ですよね。
盲導犬も昔からあったようで、ここまで人間に忠実な動物がいるというのもよくよく考えてみれば不思議な話ですが、人間大好きな動物といえば犬が思いつく人も多いと思います。
ペットが好きな人も昔に比べてだんだん増えてきているようで、やはりいるのといないのとでは心の安らぎが違うみたいですね。その理由は、純粋に自分や家族が動物が好きという人、気持ちが安らぎストレスが解消されるという人、寂しさがまぎれる人など色々な人がいるようです。
また、実際にがんやエイズといった病気に対しても良い反応が得られたり、心の病といわれるうつや自閉症、精神に関する問題にアニマルセラピーは効果を発揮するみたいです。
そのため、小さな子供から老人になるまで、どんな人に対してもアプローチ出来る方法でもあるようです。また、動物が嫌いだった人も純粋に自分のことを好きとアプローチしてくる姿を見て好きになった人もいるみたいです。
動物と人間の違うところ
人間は嫌いでも動物は好きという人もいます。というより、今では深い人間通しのつながりというものもなくなってきて、表面的なコミュニケーションだけが増えてきているようです。そうなると、やはり表面的には楽しそうでも心から深いつながりを感じることが出来ない。
そうなると寂しさや不安が出てくるわけですが、それを埋めるためにペットはとても効果があるみたいです。というのも、ペットを飼い始めたころは人間も動物も慣れずしつけするところから始まりますが、そうして過ごしていくうちに本当の家族のように接するところも多いようです。
人間の言葉は話せませんが、話しているかのように声を出したりするので、そういうところも好かれるポイントでしょう。また、動物と人間は人間がしつこくしたり動物がストレスがたまったりしない限りケンカとかもしないので、人間通しの嫌なコミュニケーションのようなものは起こらないので、そこも一緒にいて楽なところではないでしょうか。
人間関係の深いコミュニケーションから生まれる幸せ感は動物から得ることは出来ないかもしれませんが、普段からその愛らしい行動に癒されます。ですが、やはり人間通しからしか得ることが出来ない幸せな気持ちというものが存在するのも事実です。
それは、人間通しの心が通い合った状態で、一緒にいるだけで力が湧いてきたりつながりあってる気持ちをえることで、幸せな気持ちを得ることが出来ます。そうした関係を持ちながら、さらにペットによって心が癒される空間があれば、毎日心穏やかで幸せを感じながら過ごすことができると思います。
また、人間だけが癒されるのではなく、平和な毎日を過ごせるペットからしてみても、幸せそうではないでしょうか。最も人気のあるネコ、犬、ハムスターなどオーソドックスなペット以外でも、ミニブタやヘビ、最近ではカピバラなども人気が高まっているようです。