それってどうなの?被害者の主観で決まる危険なセクハラ犯罪!
セクシャルハラスメント……性的な嫌がらせなどと言われますが、実際には嫌がらせのつもりではなく、ただのコミュニケーションの場合があります。ですが、重要なのは被害者の主観で決まる事です。している本人にとってはたいした事じゃなくても、被害者から見れば辛く苦しい事も沢山あります。
その結果、貴方に悪意がなくても、犯罪を犯している場合があるのです。なので、まずは相手がどう感じているのか……男性にも分かりやすいような例を挙げてみたいと思います。
まず、ホモセクシャルの噂のある上司がいる事を想定してください。その上司は事あるごとに貴方の体に触れてきます。最初は肩に触れて……「調子はどうだい?」と、優しく声をかけてきます。ちなみに、そんな優しい言葉をかけるのは貴方だけです。他の人には厳しい顔を崩す事はありません。
「仕事の進行状況はどうだい?」昨日は肩に触れても何も言わなかった貴方に、上司は首筋に指を這わせます。顔は満面の笑み。「今日、一緒に飲みに行かないか?」その上司が飲みに誘ってきます。ちなみに、他の人は誘わないようです。あたなは上司だという事もあり、一緒に飲みに行く事になりました。「大丈夫?困った事があったら相談に乗るからね」
次の日は背中からお尻に指が動きます。相手が上司でさらに男性なので、騒ぐ事も出来ません。「そう、今度一緒に出張に行くからね」そして次はその上司と出張です……。
さて、どう思うでしょうか?実際には、上司のホモセクシャルの噂は、根も葉もない嘘で、上司にはそんな気は全くありませんでした。お尻に触れたのは、たたゴミが付いていただけです。貴方を気にかけていたのは、段々と元気が無くなっていたから心配していただけの事です。上司としては自分が原因だとは全く思っていないでしょう。
ちなみに、この話は実体験をベースにしています。セクハラを相談された経緯と、実際にあった友人とのスキンシップです。ここまでヒドい状態でなくても、何らかの感情があれば相手に嫌な想いをさせる事になります。その原因になりやすいのが、清潔感だと思います。
1:臭いが強い
2:汚れた服を着ている
3:肌が汚れている
多いのはだいたいこの三つでしょうか。では、その解決策を紹介します。
1:臭いが強い
いくつかの状況が想定されます。香水の臭いやたばこの臭い、そして体臭です。香水やたばこはともかく、体臭が問題です。腋臭の場合は素直にお医者さんに相談しましょう。
他の場合ですが……、まず前提として男性の場合は、常に何か臭っている可能性を考慮する事です。汗をかいた後、雨に少しでも濡れた後、そして午後……いずれの場合も消臭スプレー等で対策しましょう。季節によっては、下着を一日二回交換するようにすべきだと思います。
あと、一番有効な方法は誰かに聞く事です。実際、自分の臭いは気が付きにくいです。なので、可能なら異性に相談出来る相手がいるのが理想です。それが無理なら、自分は悪臭を発している可能性を考慮しましょう。
2:汚れた服を着ている
これは1と重複する点がありますが、下着は頻度よく交換しましょう。あとは、服は消耗品です。長い間着ていると、必ず破損してきますので、注意してください。ズボンなら股の間、シャツならわきの下などが壊れやすいです。
3:肌が汚れている
一番目立つのは吹き出物でしょうか。これは食生活を見直す事が重要です。あとは飲み物を甘いものは避けて、お茶(ウーロン茶が良いらしい)を飲むようにするだけで改善する場合があります。
あと、まめに手を洗いましょう。トイレに行った後は、当たり前ですが、手を洗いましょう。最近のトイレは石鹸やハンドソープがある場合がありますので、必ず手全部、可能なら手首まで洗いましょう。そして、ハンカチなどを必ず持ち歩き、しっかりと拭きましょう。
色々と書きましたが「ここまでやらないと駄目なのか?昔は……」って思うかもしれませんが、はっきり言って、今と昔は人の価値観と世界の価値観が変化しています。その変化に伴い、人が不快に感じる幅が過去とは比べものにならないほど広がっています。
「トイレの音が気になる」
「たばこの臭いは許せない」
「子どもの声がうるさい」
正直、異常ではないかと思うほど、広がっていると思います。それでも変化した価値観に付いていかなければ人間は生きていけません、必死に頑張りましょう。
そして、セクハラを受けていると感じている人はとにかく相談してみましょう。被害者の貴方も辛いし、相手も勘違いで辛い目に会う事もあります。正直、それで解決出来るほど簡単な問題ではないと思いますが、それで被害が少しでも減る事を願っています。