> 大人 > 男が働く水商売。ホスト、客引き、接客業の給料や仕事内容の実態!

男が働く水商売。ホスト、客引き、接客業の給料や仕事内容の実態!

世の中にはたくさんの水商売、夜の仕事がありますが、ほとんどは女性の働く世界だと思われています。

しかし、男性の活躍する水商売、仕事もたくさんあります。その実態、給与額、仕事内容はどんなものなんでしょう?

知られざる夜の「男性の世界」をご紹介します。

夜の男性の華形、ホストクラブ、メンキャバで働く

新宿、池袋、六本木など、にぎやかな盛り場には必ずいるのが「ホストの客引き」。

男性は声をかけられないでしょうからあまり面識はないと思いますが、繁華街に立っているスーツ姿の若い男性は、まずホストかメンキャバの客引きと思って間違いありません(通常のキャバクラの客引きは黒服を着ているので)。

たいがい、ホストクラブ、メンキャバを検索してホームページを見ると、どこでも従業員を募集しています。年齢制限も特にないところが多いのでねー、飛び込んでいく男性も少なくありません。

その店その店でシステムや給与体系は違うので一概には言えませんが、おおまかに。ホストクラブの給与はいかにお客さんからの指名をもらうかにかかっているので(指名バック制)、お客を持っていない新人ホストはまず道での客先や、新規のお客に写真で選んでもらうしかありません。

ですから、入店したばかりでは給与は10万あればいいほう。固定給を保証してくれる店もありますが、ほとんどは無給に近く、先輩ホストの手伝いをしてお小遣いをもらったり、数少ない自分の指名客からおごってもらったり、ホスト仲間と寮に住んだりして、お金を使わないように頑張ります。

そのかわり、歳や外見は関係なく実力の世界ですから、50代のホストが100万以上月に稼いでいる場合もあります。自分に自信があれば、またはコツをつかめば、天井知らずの収入を手に入れられる職業でもあります。

また、メンキャバは女性の世界で言えばガールズバーに近いです。安いけれど時給、日給制で、接客の多い居酒屋、というくらいの認識で働いている人もたくさんいます。

指名制やノルマもない店が多いので、ホストよりは稼げないけれど時給2,000円くらい欲しい、という若い男性がバイトに選ぶようです。

キャバクラや風俗店の黒服として働く

自分が前面に立たずとも、裏方で活躍する男性もたくさんいます。女性だけで、経営から実務、雑用まですべてやっているキャバクラなどありえません。

キャバクラやクラブ、またフロアの風俗店(おっぱいパブなど)にいる、営業を回す仕事をするのが黒服です。

お客さんが入店してきたら、どの女の子をどうつけるか、時間の調整、声かけ、ケンカの仲裁、キャバ嬢などのシフト管理、飲み物やフードの仕入れ、管理、帳簿付けなど、店を快適に回すために必要な実務、雑務をすべてこなす仕事です。店のマネージャー、という言い方でいいかもしれません。

よく気がつくタイプ、心が強いタイプ、できたら明るい性格(お客さんと話すことも多いため)の人は重宝されます。

また、最初はボーイ(黒服の指示で動くアルバイト)からはじめることになるので、その場合の月額給与は15万くらいが相場のようです。黒服になると30万前後といったところで、店によっては仕事内容と給料が釣り合わない(大変すぎる)という話もよく聞きますね。

ゲイバー、男性と男性の風俗店で働く

ゲイバーで仕事をするのは簡単です。どこのゲイバーを検索しても募集をかけています。ゲイでなくても大丈夫ですし、その店のタイプに合った外見をしていれば(若いほうがいい、太ったほうがいいなど)体験入店としてすぐに働くことはできます。

もちろんお客さんにはゲイが多い・・・というとそうでもなく、観光客向けのゲイバー、オカマバー、ニューハーフバーなどは普通の男性、女性も多く来店するので、実際にゲイというよりおしゃべりが面白い、なにか芸を持っている(ゲイバーだけに)人のほうが向いています。

ただし給料は多くありません。時給にすると1,500円くらいでしょうか。お客さんの席に着く形の店が多いので、人気があれば給与は上がって行きますが。

それに比べ、男性が男性に体を売る店は本当に男性を好きな男性が買いにきますから、やはり相応の覚悟が必要かと思います。

店舗型ではなく、電話かネットで予約を受け、待ち合わせ場所に出かけてデートをしたりホテルに行ったりする、いわゆる「ウリ専」「出張ホスト」と言われるものです。出張ホストは、男性向けだけでなく、女性用も併用して営業しているところが多いです。

ネットで検索するとたくさん出てきますが、だいたい給料とすると出来高制(自宅待機で、店から連絡があれば仕事になるというシステムが主)で、お客さんの払った料金の4割ほどを給料として支払われるパターンが多いようです。

(ちなみに女性相手の出張ホストの場合、ルックスのよさが最優先され、それなりの身なりの服も自前で用意しなければならないらしいです)

あとひとつ、ゲイビデオに出演するというバイトもありますが、こちらは一回こっきりのバイトの上、収入も少ないので(一本出て5万円ほど)、あまりおすすめできません。

どうでしょうか?夜の世界で働く男性たちも、夜王のように華やかなものだけではないんですね。大変なんです。バカにできませんね。