それは大人の深み…語れる「フェチ」を持っていますか?
「フェチとは、身体の一部や衣服・その他記号化されたような物品・現象に「個性的」な執着を見せたり、性的興奮を示す傾向を表す俗語の一種。
気軽に「私○○フェチなんだー」という会話も飛び交う昨今。脚フェチ、おっぱいフェチやお尻フェチなど身体の部位から、声フェチ、匂いフェチ、メガネフェチ、制服フェチ、靴フェチ、革フェチなど挙げたらキリがありません。
ライトな言葉になりつつありますが、本能的に惹かれてしまい抑えきれない衝動に火がつき、あなたを突き動かす…誰にでもひとつぐらいはあるのでは?
「俺、そういうのないんだよねー」って言うと、周囲は「何かこの人つまらない」と思ってしまうかもしれません。
「あなたは何フェチ?」と何気なく聞かれたときに、うまく答えて理由まで述べることができると、会話も盛り上がり、人間としての深みを増すことができるでしょう。
筆者自身の経験で、面白いと思ったのが、同性の友人が素足の私を見て「可愛いくるぶしだね!よく見せて」と言われたことです。その人はくるぶしフェチだったんです。
「何でかわからないけど、嫌いな人でも、好みの形のくるぶしだったら、嫌いじゃなくなったり。不思議だよね」と笑いながら言っていました。その部位が自分の好みだったら嫌いな人間でも好きになるというのは、ジワジワと深い話だと感じたものだった。その人は「例え嫌な奴でも好みのくるぶしだったら惹かれちゃうんだよね」と語ることができるだろう。
またやや変態めいているが、とある知人男性はパンストフェチであります。夜のお店(少しエッチなサービスが提供されるところ)に行くときは必ず、新品のパンストを持っていき「コレを履いてほしい。そして僕に引き裂かせてくれ」とお願いするとのこと。パンストの感触を全身で愛でた後に、引き裂くのはたまらなく快感だというのです。
お昼に話すには、ややはばかれるところもあるが、飲みの席では笑いをとれるから、これくらいならギリギリ人前で話せるラインではないだろうか。
「俺って別に何もないなー」という人は、好きなものを思い浮かべてみよう。女性が好き→何故好きか→可愛いから→どういうところを可愛いと思うか→小さい子は頼りなくて守ってあげたくなる、というなら「背の低い女の子フェチ」ではないでしょうか。
また趣味を挙げてみて、登山が好き→なぜ好きか→達成感と心地よい自然→あの自然に包まれるのが気持ちが良い→山の空気はたまらない→匂いフェチの可能性が挙げられます。
そう考えてみると、自分のフェチについて語れるということは、自分自身の本質を良く知っているとも言えますね。