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これで明暗が分かれる!?借金が返せない時の電話対応

借金が返せないというのはできる限り避けるべき事態ですが、避けようと思っていれば誰もが避けられるものでもありません。残念ながら借金の返せない事態となってしまうこともあるでしょう。

そんなときは借金が返せないなりにうまく対応したいところです。そのとき、電話対応はどうやるのがいいのか、対応例をお教えします。

まずは誠意を持って謝ろう

ごめんですめば警察はいらない。よく言われることですね。謝ったからといって借金が返せないことを許されることはありません。「ごめんはいいから早く返せ」とそっけないことを言われることもあるでしょう。

しかし、相手も人間です。反省している人間とふてぶてしく開き直っている人間、どちらに対して厳しい対応を取るかは明白ですね。

反省し、謝ったところで事態が一気に解決することはありませんが、今後、少しでも前向きな話ができるように、とにかく反省している姿勢を示しましょう。誠意を持って謝ってください。

謝ったところで事態は変わらないしなぁと思えることもあるとは思いますが、返すと約束した上で借りたお金を返しきれなかったのです。そのことに対する謝罪を最初に持ってくるのは間違いありません。

謝っただけではダメ…!ということは重々承知しつつも、とりあえずは謝りましょう。少しは風当たりが柔らかくなる可能性だってあるのですから。

少しでも返すための前向きな提案をしよう

やむを得ない事情があったにせよ、どうやっても返せるとは思えないにせよ、とにかく返すと約束の上で借りた以上は何とかして返す努力をしないといけません。

精神的にも追い詰められていてなかなか冷静な対応が難しい場面かとは思いますが「返せませんごめんなさい」を連呼するばかりではなく、どうやれば返せるのかという点について少しでも言及しましょう。

たとえば、期日までの返済は難しくても、いついつまでにならいくらかは返せるといった形で、完全に相手の要求にこたえることはできないまでも、完済に向けて努力する姿勢を見せてください。

借金の返済がつまったとき、スマートに全額を返しきることを考えるべきではありません。泥臭く、ちょっとずつではあっても完済に向けてコツコツ努力する。

個人的な交渉では難しいのですが、元金部分だけの返済や、元金と後は返せるだけのお金を返すということで決着するケースもしばしばあります。

最終的にどういう形で決着するかはまだ見えない段階だと思いますが、とにかく自分からも「こういう形なら返せる」という意見を言うようにしていきましょう。そうやってやり取りしているうちに、最終的な着地点が見えてくるものです。

絶対NGな電話対応

以上のような話を見てみれば、けっこう苦しい電話対応になることがわかりますね。正直言うとやりたくないなと思う人の方が多いでしょう。

それはそうです。借金を返しきれなかったという後ろめたい部分からスタートしなくてはならない話です。嫌になるのもわかります。

そういう気持ちだと、電話対応自体を投げ出したくなるときもあると思います。厳しいことを言われるだろうことがわかっている電話に出るのはつらいものですよね。

しかし、電話対応だけはやることを勧めます。上に書いたようなことはあくまで方針であって、完璧にこの通りにやらないといけないということもありません。やろうとしたけどうまくできなかったということもあるでしょう。

それでも、とりあえず電話に出なくてはなりません。借金が返せない時の電話対応で一番NGなのは電話に出ないことそれ自体です。そういうのは夜逃げや踏み倒しを疑われ、一気に厳しい対応が取られるようになります。

「こいつはもしや借金を踏み倒そうとしているのでは?」という疑いを強められるだけで、建設的な対応や交渉は難しくなります。

借金返せないという状況を少しでも簡単に乗り切るため、無用な疑いを招くような行為は慎みましょう。