借金返済でも確定申告で控除ナシ!借入するとき注意すべきこと
キャッシングを利用しているとき、返済はきちんと計画的にやっていますか?
行き当たりばったりで適当にやっているという人は、思わぬ形で足をすくわれるかもしれませんよ?キャッシングを利用しているときは「税金」についても注意しておきましょう。
借金完済したのに、また借金!?
税金の申告でにぎわう季節になると、ときたま「税金を払うためにキャッシングした」という声が聞かれるようになります。
税金というのは自身の所得に応じて課税されるケースが多いですので、本来的には「納税するお金がない」というのはあまり起こり得ないのですが、うっかりミスでお金を使い切っていたということもありますよね(笑)。
そういうケースの中には、なんと「つい最近キャッシングを完済したばかりなのに、税金のためにまたキャッシングした(泣)」なんて悩ましいものも。
キャッシングも便利なサービスですが、返済のときはちょっぴりしんどいもの。そのしんどい過程をようやく乗り越え、やっとこさ完済したと思ったら、やってきたのが「税金」。手持ちは生活費とキャッシングの返済でゼロ。迫る納税期限。
結局「キャッシングするしかない…」となってしまうケースがあるのですね。
頑張って借金返済!でも控除はナシ…
なぜこのような悲劇が起こるのでしょうか?もちろん「計画的にキャッシングできていないから」ということにはなるのですが、キャッシングの返済分は「必要経費としてカウントされないから」ということも言えるでしょう。
自分で税金の計算をされている人はよくご存じだとは思いますが、税金の計算をしているとき、「控除」という名目で自分の所得額から差し引けるものがありますよね?たとえば医療費や社会保険料などです。
その名目であった出費は「必要経費」として認められ、所得額からその出費分のお金を差し引けます。簡単にいえば「この出費はやむを得なかったから、アナタの収入はその分を引いて考えてあげます」ということです。
キャッシングの返済をしたとき、それ相応の利子がかかると思います。この利子もキャッシング利用額が大きくなれば馬鹿にならない額になります。
これも体感的には「必要経費」のように思えますが、確定申告の手続き時、経費として控除名目に数えられるのでしょうか?そうはならないのですね(泣)。
自分の感覚的にはやむを得ない出費ではあったとしても、税金の計算上は無情にも経費とはならず、所得の計算には何の影響もありません。キャッシングの返済で手持ちのお金がなくなってはいるけど、税金の計算上はそれは勘定してもらえない。
この点のズレにより、必要な税金を用意できないという事態が起こりえて、キャッシングを利用するしかなくなってしまうということもあるのです。
キャッシング上級者はこうしてる!
このような悲劇を防ぐためにはどうすればよいのでしょう?これは単純な話です。キャッシングの返済にかかる利子は経費にはならないのですから、納税の時期の直前に「ギリギリのキャッシング利用」をしなければよいのですね。
自分が納めなくてはならない税金の額を早めに計算しておき、その分のお金は残しておけるようなキャッシング利用に留めましょう。
そうやって計画的に利用すれば、キャッシングを完済した後、納税のためにまたキャッシングするという悲劇を防げます。結局は「計画的に利用する」というキャッシングの基本に立ち返ることが必要なのですね。