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年齢制限なしで借りられる金融機関はあるのか、実情と今後の見通し

金融機関を利用してキャッシングを利用するとき、大前提としてクリアしなくてはならない基準が「年齢制限」です。

この手の話は「未成年だと借りられない」という向きで語られることが多いですが、実は年齢制限には上限もあることを知っておいて損はありません。

未成年だと借りられないキャッシングというサービスですが、年齢が高くなってくるとそれはそれで利用に適さないと判断されるようになってしまうのです。

まだ人間的にも未熟である未成年がキャッシングサービスからはじかれてしまうのはやむを得ないにしても、まだ人間的にもしっかりしているのに「高齢だ」という理由で同じようにはじかれてしまうことを不満に思っている人もおられると思います。

主に年齢の上限についての意味で、「年齢制限なしで借りられる金融機関」というものはないのでしょうか?

一応、年齢の下限である20歳という最低年齢についてですが、これが撤廃されることは考えにくいでしょうし、仮に撤廃されたとしても人間的にも経済的にもまだ独り立ちしていない未成年者にお金を貸す金融機関は稀だと考えられます。こちらについてはあまり議論の余地のない部分です。

問題は年齢の上限です。現在の金融機関の年齢制限を見てみると、だいたいは定年退職する年齢を境にしてキャッシングの利用が格段に難しくなるのが実情です。年齢制限に引っかかり、新規利用が難しくなるのです。

すでにカードローンなどを利用中の場合も、一定の年齢を過ぎることで契約の更新が終了となり、利用額の返済後、カードローンの提供を終了されるケースもあります。

高齢者でもカードローンを提供するという一部の金融機関もないわけではないですが、これも非常に狭い年齢幅であり、せいぜい70歳程度まで利用が許可されていればよい方です。80歳までカードローンの提供を続ける金融機関はまだ現れていないというのが実情なのです。

現状では定年退職をする年齢くらいまでがカードローンの利用が簡単である年齢の限界であり、それを過ぎると一部金融機関に限り、70歳程度までカードローンを提供している例が少しあるという程度です。年齢制限の上限を設けていない金融機関はありません。

高齢になるとどうしても体力気力も落ち、経済力も落ちていく傾向にあります。ですからカードローンの利用者として高齢者が相応しいかどうか、慎重に判断する必要があるのですね。

今の年齢制限の一線が適切かものかどうか、人によって判断も分かれるところだとは思いますが、どこかに一線を引かなければならないという事情は了解しておく必要があるでしょう。

今後も年齢制限の上限が撤廃されることは少し望み薄なのですが、高齢化社会を迎え、高齢者の割合も増え、平均寿命も延びている現状にあります。

今後は一生現役でかくしゃくと過ごす高齢者も増えてくるでしょうから、もしかすると80歳程度までカードローンを続ける金融機関が現れるのも時間の問題かもしれませんね。そういう状況になれば、高齢になっても便利にキャッシングできる可能性も出てくることでしょう。