借金100万あれば利子はいくら?具体的にお教えします!
借金をすれば利子がかかる。これは借金をしたことがない人でも知っていることだと思いますが、利子っていくらくらいかかるんでしょう?
利子はいくら発生するのか、どうやって計算するのか、その仕組みまで知っているという人は意外と少なくなります。
借金すれば絶対に利子がかかるのですから、これも借金する上での基本として押さえておきましょう!利子の計算方法をお教えします!
100万円借りたとしたら…?
たとえとしてわかりやすいかと思いますので、キリのよい「100万円」という例で考えましょう。100万借りたとしたら利子はいくらかかるでしょうか?
これを知るためには「金利」をまず確認しなくてはなりません。ここのチェックを外して「利子はいくらかかるのか?」と唸っても答えは永遠に出ませんのでご注意を。
ちなみに、金利の見方ですが、金利と言うのはイコールで「年利」とされていることが多いと思います。年利とは「元金を一年間借りたときに発生する利子の割合」のことです。見落としがちですが、このことも頭に入れておいてください。
その上で、年利10%であれば100万借りたときの利子はいくらになるかわかりますか?年利のパーセンテージは元金に対する割合です。
元金100万に対する10%が年利になるのですから、100万を一年間借りていたとすると、利子は10万円必要になるということ。一年後に一括返済するという約束で借りたのなら、一年後に「元金+利子」で110万円を返済する必要があるということですね。
今のが年利10%だった場合です。ではこれが年利20%になったとしたら?もう計算の方法はわかりましたね。元金に対して20%なのですから、今度は利子として20万が必要ということです。10%のときに比べて利子が二倍必要になります。
「ちょっとでも金利が低い方がいい!」と言う人が多い理由は、こうやって数字で表してみるとハッキリしますね(笑) 誰だって少しでも金利が低い方が嬉しいでしょう。
年利である点に注意!
利子を考える時、ついつい私たちは年利であるそのパーセンテージの高低にばかり注目してしまいますが、上の計算をもう一度よく見てみてください。利子の発生には別の要素が強く絡んでいることがわかりますね。
そう「借入期間」です。上の計算が単純であった理由は、「一年後に返済する」というケースを考えたからです。キリのよい「100万」という数字で考えたこともありますが、非常にスッキリとした額になりました。
しかし実際にはここまで型どおりに利用する人は少ないでしょう。借入期間が一年未満となるケースも非常に多いと思います。その場合、借りた期間だけ日割り計算するような形で利子が求められます。
その場合、金利の高低だけで利子の高低は測れません。年利10%で一年間借りたときの利子より、年利20%で一か月借りていたときの利子の方が少なくなります。「金利が高いから損、低いから得」と安易には決められないのですね。
まったく同じ条件なら少しでも金利が低い方が得ですが、早く返せると思うなら、金利は高いけどあえてそれを利用するというのもアリです。その他の条件がよくなっているのなら、短期間に限って金利の高さに目をつむるというのも一つのテクニックですよ。
シミュレーションを活用しよう!
利子がいくらになるかは事前に必ず押さえておきたい注意点ですが、以上のことを手計算や暗算でやるのはあまり勧めません。算数が得意ならよいのですが、そうではない人はムリに自分で計算する必要すらないと言っておきます。
金融機関のサイトにはよくシミュレーションが用意されています。これを使えば自分の借入条件で利子がいくらになるかはすぐに判明します。その結果を元に借入するかどうかを考えてみてはどうでしょう?
いつも「借金100万、借入期間一年」というわかりやすい条件であれば楽なのですけどね(笑) しかし現実はそうわかりやすくありませんので、実際の利用においてはシミュレーションを使ってみてください。利子の発生原理さえわかっていれば、後の計算では楽をしておきましょう。