アイフル倒産したら借りているお金はどうなるの?意外な答えとは
大手サービスを使っておけば何となく安心するようなところがありますよね?キャッシング条件は悪くありませんし、同じようにそこのキャッシングを使っている人だって多いのです。
とりあえずそういう場所にしとこうと思ってアイフルにしたという人も多いのではないかと思います。大手を選んでおけば安心できる面は確かにありますが、絶対ではありません。
大手であれば屋台骨が揺らぐこともないのはもう昔の話。今では大手であっても倒産することはありえます。利用者が多いだけに関係する人も多いですよね?
もし仮にアイフル倒産したら借りているお金はどうなるのか、わかりますか?大手を使っていて安心だとは言いつつも、万が一のときの対応も要確認です!
貸金業者倒産時の借金の行方は?
貸金業者が倒産したとき、その借金はどうなるのでしょう?「チャラになるんじゃないか!」と期待する人も多いですよね?
それを提供している業者がいなくなったらそのサービスも消えてなくなるのは道理です。その業者が提供していたキャッシングについても消えてなくなるというのは一見するとそれらしいですね。
ただ、現実にはそうならないことがほとんどです。アイフルのような大手サービスになるとそうそう倒産という話も聞かれませんが、中小の消費者金融になるともっと頻繁に統廃合が起きています。
倒産した中小消費者金融からお金を借りていた人は借金チャラになって万々歳といったのでしょうか?いいえ、そうなっていないことがほとんどです。
貸金業者が倒産したにもかかわらず借金がチャラにならないのは一体どういう理屈なのでしょう?
債権は譲渡売却が可能!
答えは「債権は譲渡売却が可能だから」ということになります。少し難しい表現ですが、つまり「その人にお金を貸したということで返してもらう権利」は「誰かに譲ったり売却したりすることができるから」ということです。
AさんがBさんに百万円貸したとしましょう。このときAさんはBさんからお金を返してもらう権利、債権を持っていることになります。このAさんの債権、誰かに譲ることもできますし、売ることもできるというわけ。
自分がお金を貸したのに返してもらう権利をタダで誰かに譲るというのは少し考えにくいですから、売るケースの方が一般的でしょうか。
先の例で言えば、Aさんは「Bさんから百万円と利子を受け取る権利」をCさんにいくらかで売ることが可能です。返済予定額と同じ額で売れば結果は同じですからね。貸金業者においても同様で、このような債権の売り買いが行なわれているわけです。
債権は誰かが買うことが多い
ということを頭に入れた上で「もし貸金業者が倒産したとしたら」をもう一度考えてみてください。
その貸金業者が持っているであろう大量の債権は何もせずに白紙に戻し、貸金業から撤退すると思いますか?そんなわけありませんね。債権を同業他社にいくらかのお金で売却することが多いわけです。
倒産した会社の債権なんて誰か買うのかと思いますか?それはもちろん買う人はいるでしょう。お金をこれから返してもらえる権利なのですから。
同時に、倒産した会社がなし崩し的に売っている債権なら買い叩くこともできます。閉店間際のセール品のようなものですね。うまくいけば掘り出し物を見つけられるということで、誰も買う人がいないというのは少し考えにくい状況です。
というわけで、債務者からすると借金を返す相手は変わるものの、借金自体は一円も減らないことがほとんどです。アイフルがもし倒産したとしてもそうなるでしょう。利用者は新しい債権者にお金を返していくことになりますからお気を付けください。