無職でもお金を借りる方法、試す前に知っておくべき実情とは
キャッシングサービスと相性が悪いと言われる無職者。今無職だけどお金を借りたいというのなら、まずは就職することが先と言われますね。
しかし無職でお金に困っているからこそキャッシングしたいという意見にも一理あります。無職でもお金を借りる方法というのはあるのでしょうか?
無職でも可能性ありの方法がある!?
無職でお金を借りるなんてそんなバカな…と言いたいところですが、まことしやかによく言われるある方法があることをご存じの方もおられるかもしれません。この方法を使えば無職でもお金を借りられる可能性があるというのです。
その方法とは、「派遣登録」するというもの。余談ですが、この方法でも無職という肩書のままキャッシングができるとは言っていないのですね(笑)。いかに無職者とキャッシングサービスの相性が悪いかと言うのが察せられます。
話を戻しましょう。派遣登録をすることによって、たとえまだ派遣労働が始まっていなかったとしても、名目上は「派遣待ち」であり無職ではなくなるのです。
つまり肩書きの上では無職ではなくなるのですから、キャッシング審査も多少は見栄えがするというのがミソ。
派遣として実際に職場に行くまでにはいろいろとやることがあるのですが、とりあえず派遣労働者として登録するだけなら非常に簡単です。
各派遣会社がやっている登録会に出向いて、所定の手続きをするだけ。初期費用もかかりませんので無職者でも簡単です。
たったこれだけでキャッシング審査への道が開けるのであれば儲けものとか言いようがありませんが、実際どうなのでしょう?この方法でキャッシングが使えることがあるのでしょうか?
実績のなさは隠しきれない
確かに派遣労働者として登録することで見栄えはよくなります。少なくとも建前上は「派遣待ち」という状態であって無職ではありません。キャッシング審査においてとにかく毛嫌いされがちな無職という肩書が外れるのは大きいことです。
ですが、この方法でできることというのはそこまでであって、派遣労働者という肩書を得たところでまだ一度も派遣労働をしたことがなく、実際の状況は何も変わってはいませんね。
派遣労働者になったからといって勤続実績が突然増えるわけではありませんし、派遣されないことには給料も入りません。過去の収入実績を見ればつい最近まで無職だったことが丸わかりです。
果たしてこれでキャッシング審査に通るかどうか。かなり見通しは怪しいものがあります。
無職期間が非常に短く、無職になる前の前職の経歴がかなりよいものであればその辺りの兼ね合いで貸してもらえることはあるかもしれませんが、無職期間が長く、その上でつい最近派遣登録しただけの人は、審査のハードルが高いのは変わりません。
仮にそれによって借りれたとしても、間もなく返済で困ることになるのは自分です。審査に受かるかどうかは、仮にお金を借りれたとして、返済期日までに自分が返せるかどうかを想像してみればおのずと答えは出るでしょう。
キャッシングに向いているのは有職者!
以上のことから言って、やはりキャッシングに向いているのは名実ともにちゃんと働いている人という結論に辿りつかざるを得ません。
名目上は無職でもつい最近まで働いていて、本気でこれからも働く気がある人なら、派遣労働者という肩書によってちょっぴり見栄えを整えるというのも悪くはないでしょう。
しかし実際は完全無職である人が肩書きだけ整えたくらいでお金を借りれるほど審査は甘くありません。素直にアルバイトを始め、普通に信用度を高めてから申し込んだ方が、誰にとっても健全な話です。
お金が必要な無職の人はまずアルバイトで信用力を高めることから始めてください。