お金の知性はどれくらい？お金の知性を知る１０のレベル【その２】

貯金することは良いことで、将来のためを考えている素晴らしい人と考えられていますが、それもバランスが大切かもしれません。もちろん、いつも稼いだお金をパーっと使っていては、いつまでたってもおかねは増えませんし、不況といわれる時代では特に不安になることも多くなるかもしれません。

そうしたときは、逆に貯め込むだけの人も出てくるでしょう。ですが、貯め込むというのは逆をいえば不安な気持ちが根底にある行動かもしれません。人間は不思議なもので、どれだけ良い行動をしているように見えても、その根底にある気持ちが強ければ、その気持ちが実現するような現実が現れることがあります。

たとえば、将来のために１０年かけて１０００万円を貯めた人がいて、その人はそのお金で一軒家を買うために頭金として１０００万円全て建築屋さんに預けました。

ですが、何カ月かしてからその建築屋さんが潰れてしまい、自分の家が建つこともなくお金が返ってくることもなく１０年かけてためた１０００万円がパーになってしまったという話があります。

もちろん、不安を和らげるためではなく何かしらの理由で貯めている人もいるかもしれませんが、お金に必要以上に期待すると、それは裏切りという形で返ってくるかもしれません。お金だけじゃなく何でもそうですが、期待すると必ずといっていいほど期待してないことも起こりがちです。

そんなことで気持ちがアップダウンしていたら体がもたないので、期待ではなく信頼するといいでしょう。「それだけのお金を失ってもそれだけ貯めたんだからまた手元にやってくる」というように信頼することが出来れば、その現実がやってくると思います。それだけ人間の心には強い力があるようです。

お金に対して積極的に増やしていきたいという人は、投資という選択肢が増えるようです。投資といっても投資対象は沢山あり、どれが自分に合っていてどれをやれば一番稼げるかを考えることは、やはり何度もお金を使って成功と失敗を繰り返して初めて分かることでもあります。

ですが、投資は他人に任せることができ、それによってお金を稼いでいる人もいます。その１つがそれによって成功している人です。優秀なファンドマネージャーやトレーダーに投資運用を任せることに成功した人は、どんどんお金が増えていき、自動的に富豪になっている人もいるようです。

ですが、全ての人がそうした他人にお金を任せて成功するかといえばそうではないようで、そうした詐欺も頻繁に起こっています。世界的に起こる金融問題もこうした投資による問題が関係していることも多く、他人に任せるといっても詐欺に合わないような知識を持っていることは、自分のお金を守ることにもなるようです。

また、ちゃんとしたところにお金を預けていたとしても、上手く利用されて売買を繰り返しさせられて利益を多く取ろうという人に悪用されることもあるようです。ここもしっかりとした知識と経験を持って初めてしっかりとした人を見分けて預けることが出来るようです。

ここまで来ると、お金に対して相当な知識を持っていることになると思います。ですが、投資家にもそれぞれ違うタイプがあり、しっかりと成功していく人、もしくは成功すると思っている人とそれぞれ違うようです。

投資はビジネスに比べて学ぶ知識なども少ないといわれますが、成功する人が少ないのは自分の感情の管理が出来てないという理由があるようです。それは、退屈、恐怖、欲望の３つがあり、これらの感情に振り回されて現実を見つめることが出来ない人が多いようです。

みんなが売っているときに買い、買っているときに売るのが成功する投資のパターンですが、みんなが売っていると「買っても大丈夫か？」という不安が出たりします。その逆もあり、さらに退屈な投資の成功パターンを続ける感情にも負けない必要があるようです。

お金だけじゃなく、どんなことでも積極的に取り組むことでそれらをよりコントロール出来る知識や経験が身についていきますが、お金についても自分で投資するタイプの中にはやはり大きく成功している人も多くみられます。