お金が貯まる人になるために:無駄遣いするときはどんな気持ち?
お金が残らない人は、どれくらいの年収の人だと思いますか?100万円?300万円?1000万円?実は、1億円以上毎年稼いでいる人でも、お金が残らない人がいます。これはどういうことでしょうか。つまり、それだけお金を使う金額が大きいということです。
物には限度がありません。高級なものが欲しい人がお金持ちになったとしても、プライベートジェットなどは何十億円もします。それ以上のものもあるでしょう。こうしたお金を使い果たす人がいる中で、しっかりとお金が貯まる人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか?
物を買う時の自分の気持ちは?
「必要だから」といって物を買う人もいますが、人間は全て「欲しい」という気持ちで物を買います。どんなものでも必要といって買うことは出来ますが、そうすると自分がどういう気持ちでそれを買っているのかが分からなくなります。
今、自分の周りにあるものを買った時は、どういう気持ちで買ったでしょうか?たとえば、ショッピングに行くのは退屈を感じたくないから、もっと変化を味わいたいから、新しい服を買うのはもっと可愛く、かっこよく見られたいから、新しい車を買うのは新しい気持ちを感じたいから、、、。
どんなものでも自分の気持ちが引き金で買っていると思います。その気持ちが分かると、そうしたお金の使い方をしなくても、気持ちを満たすことが出来ます。
たとえば、退屈を感じたくないから沢山服を買うという人は、自分が楽しいと思える映画を見たり遊園地にいったり、誰かと遊んだりすることで、退屈という気持ちを満たすことが出来るでしょう。
お金が貯まる人は、自分の気持ちを見つめる天才といえます。「自分は今こういう気持ちを感じているから、これをすれば満たせるだろう」という意識があるので、無駄遣いしなくても気持ちを満たすことが出来ています。
一度満たしても、またやってくる気持ち
気持ちがやっかいなのは、一度満たしてもまた満たさないといけないということです。1日で退屈という気持ちを満たしきるまでやりきったとしても、また何日後かに退屈という気持ちがやってきます。
それを満たすために稼いだお金を一気につぎこんでしまっていては、貯まるどころか借金してしまう人もいるほどです。麻薬と同じで、自分でコントロール出来る範囲ならいいですが、借金などしてどうしても今までの方法で気持ちを満たすことができなくなると、退屈という気持ちと向き合わないといけなくなります。
ここで押しつぶされないためには、「なぜ、自分は退屈を感じるのか?」をしっかり考えることです。そこには、寂しさや哀しさがあるかもしれません。その気持ちを癒すことが出来れば、退屈という気持ちは出てこなくなるでしょう。つまり、そうした気持ちを満たすために無駄遣いをしていたのなら、無駄遣いをしなくなることになります。
出るお金よりも入るお金を意識する
また、面白いのが自分の意識次第でもお金の出入りが変わるというものです。お金を貯めることが出来る人でも、出ていく不安にばかり目を向けていれば、それが現実になります。急な出費や借金など、想定外のことが起こることもあります。
逆に、借金をしているのに入ってくるお金に意識が向いていると、臨時ボーナスやお小遣いをもらえたりします。もちろん偶然なこともあるでしょうが、どんなときも豊かさに意識が向いている人のほうがお金の入りは良いようです。
欠乏に意識が向いている時は、寂しさや不安を感じることでそれを満たすために無駄遣いになる行動に走ることもあります。そうした時は、感謝すると意識が変えられます。
感謝というのは、今自分が持っているものに意識がいくことになるので、欠乏から豊かさに意識が切り替わります。今住んでいる家があること、すぐに食べたいものが食べられる店があること、五体満足な体があることなど、身近なものに感謝出来れば、これだけ自分は沢山のものを持っているから、欠乏していることはないという意識になります。
こうして気持ちを調整することで、だんだんとお金を貯める習慣が身についていくでしょう。出ていくお金を抑えて入ってくるお金を増やすというある意味当たり前のことが出来ない人が多いのは、自分の気持ちに振り回されているということにあります。
もちろん、お金は使うためにあり、お金によって自分の気持ちを満たすことは素晴らしいことです。お金で人を救うことも出来ますし、とても便利な道具といえます。
そうしたお金の便利な本質も、使い方によっては自分を振り回す道具になることを知っていれば、お金が持っている素晴らしい力を自分と周りの幸せのために使うことが出来るようになると思います。