好きか嫌いかはっきり答えられない理由。感情が不安定になる要素とは?
あなたはコーヒーは好きですか?そう聞かれたら「好き」「嫌い」の2択で答えられる人がほとんどだと思います。ですが、「あなたはお金は好きですか?」と聞かれたら「好き」「嫌い」の2択でちゃんと答えられる人はいるでしょうか?
お金にどんな気持ちを持っているか?
「お金が好き!」とはっきり答える人、「お金が嫌い!」とはっきり答える人、どちらも少ないような感じがしませんか?
自分が「お金が好き!」と言ったらどんな気持ちがするでしょうか、そうすると自分はお金の亡者だと思われないか、いやしい人だと思われないか、お金が好きだなんてバチが当たらないか、人それぞれ色々な考えが浮かんでくるかもしれません。
逆に、自分は「お金が嫌い!」と言うのも何か違和感があって、嫌いといっても稼がないといけないし、だからそこまで嫌いじゃないけど好きって言うのもいやらしい感じがするし、とこれも色々な考えが浮かんでくるでしょう。
でも、コーヒーやお茶には好き嫌いははっきり言える、この違いは何の違いを生むのでしょうか?1つ面白いことは、幸せなお金持ちの人を見ると、「お金が好き!」とはっきり答えられることです。
もしお金が嫌いなら、お金を沢山持つことも嫌うでしょうし、ちょっとでもあったらすぐ使ってしまうかもしれません。
それだと名前の通りお金を持っているお金持ちにはなれませんが、お金が好きならお金が沢山あっても嫌な気持ちを感じないでしょう。逆に沢山あっても豊かな気持ち、感謝出来る気持ちも感じられて、周りの人のためにお金を使ってあげられるかもしれません。
ですが、お金が嫌いでお金に良いイメージを持っていない人はお金で誰かに何かをプレゼントすることもあまり気が乗らないかもしれません。
コーヒーが好きならすぐにコーヒーを買える、お茶が嫌いならお茶を買わない選択も出来る、でもお金が好きなのか嫌いなのかはっきりしないから、お金持ちになりたいと思っても中々なれない、そうした心の在り方が影響しているかもしれません。
何が引っ掛かっているのか?
お金が好き!と当たり前のように、それも嫌みなく答えられる人と、お金が嫌い!と当たり前のように答える人、それぞれの人生はどういうものでしょうか。
まず好きなものはイメージしていても嫌にならず、逆にずっとイメージし続けられるので、そのイメージによって脳はそれに関する情報を次々と集めるようになっていきます。
なので、お金が好きで周りの人を喜ばせるために使いたい、好きなものを欲しいという人は、お金を沢山手に出来る情報に自然に目がいくようになるでしょう。
逆にお金が嫌いでお金が儲かる関係の話を見ただけでイライラしたりすれば、自然とそういう情報は耳に入らなくなると思います。
そこまではっきりしているならいいかもしれませんが、お金持ちになりたいと思っても中々どうすればいいか分からない人、好きだと思いたいのに思えない人はなぜそうなるのでしょうか?
それは何かが引っ掛かっているということで、自分のお金に対する気持ちにブレーキをかけているものは何か?それを探して癒したり解釈を変えることで、見方もだんだんと変わってくるでしょう。
自分の信念を確かめる
信念とは、これはこうだという物事をどう見るかという人それぞれの見方で、それは小さい頃から育ってくる中で色々な人と接する中で身につくものです。
その多くは親からの信念が多いですが、親が「お金は汚いものだ」「お金は諸悪の根源だ」と話していれば、子供も「そうなのか」と何気なく思ったことが当たり前の考えになります。
お金が好き!と答える人はそうなる信念、お金が嫌い!と答える人はそうなる信念をそれぞれ持っていて、それ以上でもそれ以下でもありません。
自分の性格、育ち、環境が悪いからお金が好きというわけではなく、そう思っているとそれが信念になります。
なので、なぜお金が好き!と言えないかは、お金に対してどういう信念があるか、それを見ていくとだんだんとその理由が分かってくるでしょう。
お金が好き!なぜならお金は自分と周りを喜ばせてくれるものだから、なぜならお金は行きたいところ、欲しいものと交換してくれる便利な券だから、なぜならお金は、、、とお金が好きで当たり前といえるような信念を持っている人がいます。
それとは違い、お金が好きだと思う、なぜならお金は便利だから、でもお金を持ち過ぎていると周りからいやらしい目で見られることもある、でもお金があると欲しいものが買える、でも欲しいものを買い過ぎたら家族から怒られる、そんな信念を持っている人もいるかもしれません。
この2人を比べたらどちらがお金を沢山持っても気持ち悪さや居心地の悪さを感じないかが分かります。
その信念のブレーキを見つけて取り外すことが出来れば、すんなりお金が好きと答えられて、それに見合った収入も許せるでしょう。