> お金・投資 > 「金持ちになる方法」調べたらパターンはひとつしかなかった

「金持ちになる方法」調べたらパターンはひとつしかなかった

世の中には、「金持ちになる方法」とか「資金○万円を○億円にする方法」とか、そういう類いの本とか、情報商材とか、いろいろありますよね。この世の中に暮らしている以上、貧乏人より金持ちになった方がいいに決まってます。

だから、「金持ちになる方法」っていうのは、誰もが知りたいところ。私もかつては、そういうことを知りたいと思って、マネー本とか蓄財術の本とか、サイトとかを漁りまくって研究し、また、実践もしたものです。

そしてひとつの結論を得ました。世に言う「金持ちになる方法」というのはものすごくいろいろ出ていますけど、結局、皆、同じことを言っているに過ぎない。今回はそれをご紹介しましょう。

大体「金持ち本」というのは、筆者の自慢話から始まる

皆さんは、「金持ちになるためのノウハウ本」を読もうとか、選ぼうとか、言う時、資産300億円の大金持ちの書いた本と、年収300万円しかないやや貧乏な人が書いた本とでは、どちらを選びますか?

当然、資産300億円の方ですよね。その人が、さらに、超貧乏な境遇から、なんとかして大金持ちになった人なら、なおさらです。

だから、多くの「金持ちハウツー本」というのは、「いかにして、私が超貧乏から大金持ちになったか」という切り口で始まることが多いのです。

「こういうピンチがあって、くじけそうになったけど、その時、私はこうした」とか「こういう心構えが大切だ」とか、まあいろいろです。

その体験談は、実業家として成功した人と投資家として成功した人では多少の違いがありますが、まあ成功した人の自慢話であることには違いがありません。もちろん、それをふむふむと読んで参考にしようとすることをダメだ、という気はありません。

参考になることもあるかもしれませんが、私は、その手の話は、一種の英雄伝、痛快な娯楽として読むようにしています。

だって、その人と状況も時代も違う話は、そのまま参考にはならない。その人のやっていることをそのまま真似したとしても、それが同じ結果を招くとは限らないでしょう。むしろ、違う結果になることがほとんどだからです。

まず、小金を何とかして貯める、ところから始まる

それから、すべてに共通しているのは、超貧乏でもその日暮らしのニートでも、まず、なんとかして、小金を貯めることが第一歩なんですね。実業家なら、小さな店を始めるとか、投資家なら、死ぬ気で貯めたなけなしの金を思いきって投資した、とか、そういうお話。

まずは、こつこつと、とにかくお金を貯める。多くの人は、このスタートからつまずいたりするんですね。しかし、金持ちになりたいんなら、まず、この第一歩をクリアしなくてはならない。

次に、その資金をどう増やすか、というお話ですが

つまり、まず、なんとしてもタネ銭を作る。それを投資とか商売とかで増やす。「金持ちハウツー」で語られていることは、どれもほとんど一緒です。

たしかに、その本を書いた人は、それで、大金持ちになったのかもしれません。しかし、これ、実際にやってみると、商売も投資もなかなかうまくいかないことも多いのです。筆者の場合は、本業で給料をもらっていた他に、

①実業として、映像制作会社を作り、
②株式投資、
③投資信託

の3つをやりました。①は、まあ、最初からそんなに儲かることは期待してなかったのですが、あまりといえばあまりにも儲からず、なんとか収益を上げようと飲食店(メイド喫茶))もやりましたが、これもあまり儲からずに撤退。

②は最初結構株が値上がり、配当も入りましたが、あのリーマンショックで大きく損をして撤退、③の投資信託も同様でした。

リーマンショックを売り抜ければ儲かったのかもしれませんが、一般の投資家が、なんの情報もなく、どうやったら売り抜けることができたのか、それがわからない限りは、おっかなくてもう二度と手を出す気分にはなりません。

しかし「金持ちハウツー」は全くのヨタ話とは言えないような

しかし、私は、「金持ちハウツー」の話を全くのヨタ話というつもりはありません。むしろ、この資本主義の社会に生きている以上は、労働賃金(給料)だけが収入で、利率の超低い預金だけしているというのでは、十分に、その社会システムの利点を享受しているとは言えないと思うのです。

商売にしろ、投資にしろ、ちゃんと考え、備えをして、自分のお金を増やす努力をするというのは、大切なことなのではないでしょうか?ただし、一般的な投資家や実業というのは、かなりギャンブルで、不利な立場だということは予め覚悟しておくべきだと思います。そう言えば、ニーサが始まりましたね。

スポンサードリンク
スポンサードリンク