月収１０万円でも月収１００万円の人より豊かに生きるための考え方

例えば、月収１０万円しかないのに、ローンを組んで高級車を買ったり、何千万もするマンションを買ったりするから、そのローン返済に一生追われる事になるのは分かるでしょうか。みなさんがそれを購入する理由は分かりません。

見栄や虚栄心からか、自分の箱を持ちたいのか、自己証明なのか、誇りなのか、それとも家族の居場所をつくるためなのか、それぞれに理由はあるでしょうが、ローンを組んで自分の一生がローン返済を払い続けるだけの人生で、本当に誰かを幸せにしているのでしょうか。

幸せを与えるにはまずは自分が幸せでなければ与える事は出来ません。余程大きな器のある人間なら話は別ですが、私を含めほとんどの人間は、自分が不幸な状態で他人を守れるほどの余裕はなく、そんな事をしていたら自分の人生が破綻してしまいます。

ありあまるほどの資産を持っているのなら話は別ですが、ほとんどの人はそうではないはずです。それならまず、自分からお金を毎月奪っていくローンや借金は絶対に避けるべきです。今後、何年、何十年ローンを組んで返済していく価値が、その家に本当にあるのでしょうか。

ぶつけてしまえば一瞬にして廃車となりゴミになってしまう高級車に、何年もの自分の労働力や時間をつぎ込む事が、本当にあなたやあなたの大切な人の幸せなのでしょうか。まず低賃金でも幸せに暮らす方法の一つ目は、自分に見合った生活をする事なのです。

皆が乗っているからとか、皆がそうするから自分もという考え方では一生豊かな暮らしは出来ません。自分は自分、他人は他人です。自分の給与に合わせて生活設計をしていきましょう。

お金がないから目的を達成出来ない。お金がないからというのは、忙しいからとか親からもらった能力が低いからと並ぶ、言い訳のトップ３とも言える、言い訳の代名詞です。だって現在お金持ちの人は、最初からお金を持っていたわけではありません。自分でゼロから作り出したのです。

親の遺産で資産を持っている人の親もまたゼロから作り出しました。なので宝くじ当選者などを除き、最初からお金持ちの人などひとりもおらず、みんな自分の努力で積み上げて来たものだと知りましょう。親からもらった能力がとか時間がないというのもすべて言い訳であり、出来ている人がいる以上、すべては言い訳なのです。

お金を作り出す方法が分からないのであれば、セミナーを受けたり書籍などから学ぶか、今の給与に見合った生活をしていくかのどちらかです。どちらを選ぶのかはあなたの自由ですが、今回は後者の生き方に照準を当ててみましょう。

例えば車を持つ必要って本当にあるのでしょうか？車検代、ガソリン代、維持費、修理費、毎年車に支払っている費用を計算するだけで、驚くほどの出費になっている事に気づくはずです。では、なぜお金もないのにこんなものにお金を奪われなければいけないのでしょうか？

車がなくて仕事に行けないのなら、駅のそばに住めばいいです。無理なら職場を変えればいいです。車がないと遊びにもいけない？レンタカーを借りればいいでしょう。急病になったときは救急車があります。

みんな持っているからとか、どこに行くにも車があったほうがいいから、などの理由でその安心感に毎年高額なお金を払っているのでしょうが、よくよく考えてみれば、車など別に必要ない事に気づきます。昔の人は車など持っていなくとも生活していました。

そして、ステップ２のここであなたに必要なのが、自分の生活水準に見合った生活をするために「不要なものを手放す勇気」なのです。よその家はとか、皆がそうしているからとか、そんな事は自分の幸せのためには関係のないことです。

最後の思考法はコレです。例えば、私にとって缶コーヒーは１万円の洋服よりも、１０万円のブランドものの財布よりも価値のあるものです。これはある種映画やその他のメディアからの刷り込みなのかもしれませんが、缶コーヒー一杯を飲む事で、仕事をしているという充足感があり、とても満たされます。この価値はおよそ１００円などで買えるものではありません。

そして喉が乾いており、作業を行いながらそのことが何度も頭をよぎっていたため、一口飲んだときのリターンはとても大きく、幸せな気持ちになりました。砂漠のオアシスの水なら、何百万払っても欲しいでしょう。それと同じで、本当にあなたが欲しているものにお金を払いましょうという事です。

見栄や虚栄心ではなく、本当にあなたの心と身体が欲している物です。そしてそういうものというのは決まって、なぜか誰でも買えるような高額でないものばかりです。お金がないから不幸だという考え方が不幸なのだと気づいてください。

これが月収１０万円でも月収１００万円の人より幸せに豊かに暮らせる秘訣です。それでは豊かな人生を＾＾