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「釣った魚に餌をやらない」男性の心理を女性から見て~後編~

妻が突然出ていく理由~結婚10年未満の離婚の場合~

昔のように「バツイチ」が「キズ者」というような感覚はありません。むしろカッコイイ位です。だから、嫌になったら今の女性は簡単に離婚しちゃうのです。結婚も昔のように仲人を立てて盛大にといった感じではないのです。籍を入れただけのカップルもいます。

だから、まるで同棲を解消するかのようにある日突然荷物と一緒にいなくなり、弁護士がやって来るといった感じの場合も多いのです。夫には理由さえわからない場合もあります。でもそれは気付かないだけなのです。

妻は結婚前とあなたが変わってしまったのを嘆き、信号を出していたのです。プレゼントは不可能だとしたら、妻は何が嫌だったのか。さまざまな理由がありますが、

「オナラを平気でする」
「パンツで家の中をウロウロする」
「いつもゴロゴロしている」
「疲れて具合が悪いのに全く気付かない」
「『ありがとう』と言わなくなった」
「だらしない」
「臭い」

等といった理由が多いのだそうです。スピード離婚の多くの理由は、「結婚前のイメージと別人のようだったから」という理由が大きいようです。特に男兄弟のいない一人娘の場合、あり得ない事が多いのだそうです。結婚前は我慢していた事も、日常生活で一緒に暮らしているのに我慢する事はできません。また結婚した安心からも気が緩むのでしょう。

結婚前は感謝の言葉をいつも言ってくれる優しい人だと思って結婚したのに、結婚した途端に「ありがとう」どころか、会話も減ったなんて急変ぶりも離婚の原因となるそうです。「私は家政婦じゃないのよ!」という言葉が離婚調停ではよく聞かれるそうです。

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があります。昔の人はよく言ったものです。何も言わなくてもわかり合える夫婦になるには10年以上連れ添う必要があるでしょう。少なくとも10年は言葉で気持ちを伝えあう事が大切です。

妻は、夫に喜んでもらうためにあれやこれやと、料理だけでなく、「毎日太陽の香りがするシーツで」なんて気持ちでお洗濯だってしています。夫が喜ぶ姿を想像しながら洗濯もするのです。それを連絡もせず夜中に酔っぱらって帰ってきて、ご飯も食べず酒臭い背広のまま倒れ込むように寝てしまっては、妻の努力は泡と消えてしまうのです。

妻がお洒落をしていたり、模様替えをしたり、夫のために新しいビールジョッキを買ってきた等、妻の心遣いを踏みにじっていては、ある日突然、離婚届と指輪が食卓に置かれていても仕方ないというものです。

妻が突然出ていく理由~熟年離婚編~

結婚して20年以上一緒に連れ添っていても突然妻から付きつけられる場合もあります。これは「熟年離婚」と言われています。子供たちが結婚して夫婦2人の第二の人生が始まり、特に定年退職して退職金を貰った目出度い日に離婚を切り出される不運な夫も多いと聞きます。何故でしょうか?

それは、夫婦関係が既に冷めきっていた事に夫が気付いていないだけなのです。子供を介しての夫婦の会話しかなく、夫は仕事ばかりで子育ては妻独りで頑張って来たような場合が多いのです。子供を介しての平和な生活が終わってしまったのです。妻は夫と2人だけの生活が描けないのです。

夫と2人で第二の人生を歩んでいくより、残りの人生を自由に1人で好きな事をして生きていきたいと願ってしまったのです。この「願ってしまった」というのが妻にとっては「夫とはもう夫婦ではない」という心の声を聞いた気がした瞬間なのだと思います。

女性は強いのです。「人生最後くらい自由になりたい」と思ったのでしょう。おまけに退職金と夫の厚生年金の半分を貰って財産分与もしたら、あと20~30年は暮らせるとわかる事も決心を後押しするのでしょう。

定年退職して、夫婦2人の生活設計を独りで夢に描いていた夫には残酷な現実です。妻が自分の第二の人生のライフ生活を決めてしまう前に、夫の夫婦2人の第二の人生計画を聞いていたら少しは心が変わったかもしれませんね。

この場合も、20年間の小さな我慢が積もり積もってある日心の中で爆発した結果です。言葉だけでも「いつもありがとう」と言ってくれていたり、時々花を買ってきてくれたり、ケーキのお土産や、飲み会の時のお土産等がたま~にあるだけでもいいのです。結婚記念日や誕生日を忘れない人達なんかも、年にたった数回のことですが熟年離婚は無いそうですよ。

若い時の離婚よりも、熟年離婚の方がダメージは大きいですよ。幸せな老後を迎えるためにも、妻への小さな気遣いと「ありがとう」の言葉を忘れないようにしましょう!

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