女友達の悩みの相談に真面目に答えると、返って怒らせてしまう理由
女性の相談に乗ってあげている時、男性が真剣に考えて、女性のために自分の意見をどんどん語って説教を始めると、多くの場合、女性を怒らせるか泣かせるかしてしまいがちです。
そんな時男性は「『相談に乗ってよ!』と頼んできたのはそっちだろう!?問題を解決してあげようとしただけなのに・・・・」と理不尽な思いを抱えてしまったり、踏んだり蹴ったりだと思ったりしていませんか?こんな男性にどうしてそうなるのか女性の心理を解説しましょう。
女性の「相談に乗ってよ!」の真意は?
女性が「相談に乗ってよ!」と言う時は、既に女性は答えを出しているのです。でも、その答えが本当に正しいのか不安で、なかなか前に踏み出せないでいる時、男友達に相談するのです。本当に意見やアドバイスが必要な時は、多分女友達に相談するでしょう。心の底を覗かせるのですから、男友達にはそのような事はしません。恋人なら話は別ですよ。
それに男友達に相談を持ちかける行為は、その男性と一緒に食事をしたり飲みに行ったりする口実として使うことも多いのです。
一方、本当に友達として相談する時は、恋人と喧嘩をした時や、男性の上司や部下と人間関係がうまくいかない時等で、「男性の心理は男性に聞こう!」という考え方で相談してきます。しかし、そのような時でも、自分の愚痴を聞いてもらって、「君は悪くないよ」と言ってもらいたいというのが本音です。だから、彼女の悪い所、男性を苛立たせる所等をバンバン言ってしまっては彼女を怒らせてしまうのです。
一概には言えませんが、女性は自分の欠点をわかっている場合も多いのです。そのような場合、自分の欠点も話していると思います。それでも、悪くないと励まして欲しいのです。そう言ってくれたら多くの場合「私も悪いのよね。○○だから」と自ら反省もするのです。だから、男性はその言葉が出るまで、じっと我慢してつきあってあげるべきなのです。
それなのに、そんなこと全く気付かずに、男性が自分の意見だけならまだしも、相談の中に出てきた男性のその時の心理を教えてあげようとしようものなら、「あなたは誰の味方なの?私はそんなに悪いわけ!?(怒)」と、あなたがまるで女性の敵みたいになってしまうわけです。踏んだり蹴ったりですね。
だったら女性の質問に対し、男性はどうしたらいいの!?
男性は、女性から質問を持ちかけられた時、その女性の真の趣旨をわかるまで黙って女性の話を聞いているべきでしょう。
会う口実なら、相談の話はすぐにそっちのけになります。気持ちの整理をしたいのなら、「こんな時、男性はどう思うの?」とはっきりと質問をされた時にだけ答えるべきです。はっきりとした疑問形の質問が投げかけられないなら、女性はひたすら思いを話し始めます。
「何でこうなっちゃうんだろう!?」というような自問の形に、男性は思わず答えてしまいがちですが、一生懸命答えを探して意見をバンバン言ってしまったら、多くの場合、女性の欠点を指摘するようなことになりかねません。男性に女性を責める気持ちは全くないのですが、直した方が良い所を親切心から教えてあげているだけなのです。
本当なら、「苦言を呈してくれる人の言葉は慎んで聞くべき」なのですが、精神的に落ち込んでいる女性の場合、男性の苦言は、恋人や上司や部下といったトラブった相手と重なって、まるで責められているような気がしてくるものなのです。被害妄想かもしれませんが、女性は感情的な生き物なのですから、その点に男性は気をつけなければなりません。
でも、黙って聞いていたら、女性は「やっぱり私が悪いと思う?」と必ず聞いてきます。そのような場合どうしたらいいのでしょう。その時が肝心です。何も言わなければそれはそれで真剣に聞いてくれないと女性は怒ってしまうでしょう。
ですから、そんな時は、彼女の行動を肯定しつつ、それでも、「無神経な男は『○○・・・・』と言ってしまうものなんだよ。だからそう誤解されないためにも君は『△△・・・・』に気をつけた方がいいかも・・・。そんな奴の言葉なんて気にするなよ。悪気はないんだから。軽く流しちゃえ!」と言った感じで彼女に対する注意も含めつつも、彼女を励ますのです。
このように「女性が男性に譲ってあげる」といった感じでアドバイスするのです。「負けるが勝ち」手法です。そうすれば女性のプライドも傷付きませんので、素直に聞いてくれるでしょう。
また、一度も答えを求めずに、ただつれづれに話しているだけなら、黙って聞いていましょう。あなたに答えを求めてはいないのです。そんな時、女性は誰かに聞いて欲しいだけなのです。
もし背中を押して欲しいなら、「○○君ならどうして欲しい?」とか「○○すべきかなぁ~?」なんて問いが出てくるでしょう。そんな時は、あなたの気持ちではなく、彼女が話している男性の気持ちになって考えてあげましょう。それでも、わからないなら、「そいつじゃないからわからないけど、僕なら○○するけど・・・」といったふうに答えてあげましょう。
男性は、真剣に話を聞いてあげていればあげるだけ解決策、すなわち答えを求めがちです。でも、女性には答えが出なくても良い場合もあるのです。ですから、その時のその女性が自分に何を求めているかがわかってくるまで黙って彼女の言葉を受け止めてあげましょう。
何も答えを出す事が全てではなく、ただ黙って聞いてあげることも思いやりです。そして彼女の求める答えを言ってあげるのです。彼女の人生です。女性は男性と違って、意外に自分で結論を出してしまうものなのです。
「だったら聞くなよ!」とほとんどの男性は思うかもしれませんが、女性のこの反応は、男性と違って、感情で生きている生き物ならではなんですよ。
理論思考の男性とは思考の仕組みが違うのですから、「女性はそういうものだ」と諦めて納得して下さいね☆